くらし 〔特集1〕祝!ラムサール条約登録(2025.7.15)私たちの猪苗代湖

~大切な猪苗代湖を未来へつなぐことが、私たちにできる湖への恩返し~
多様な生物の棲(す)み処(か)であり、水源や農業、観光などの資源として私たちの暮らしを支える猪苗代湖。その猪苗代湖が、7月15日にラムサール条約における「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に掲載され、条約の登録湿地となりました。
私たちが条約の掲げる「3つの柱」に取り組み続けることで、猪苗代湖はずっと先の未来まで、豊かな自然環境を維持することができます。大好きだから大切にする。その気持ちを忘れずに、これからもみんなで猪苗代湖と関わっていきましょう。

■未来へつなぐ3つの柱
○保全・再生
・私たちの暮らしを支える重要な湿地の生態系を守る
毎年複数回実施している湖岸清掃活動「猪苗代湖クリーンアクション」

○賢明な利用(ワイズユース)
・湿地の生態系を維持しつつ、そこから得られる恵みを持続的に活用する
多彩な景色を感じられる猪苗代湖一周サイクリング「イナイチ」

○交流・学習
・湿地を通じた学習・交流活動、広報や普及活動を行う
湖南小中学校の授業に取り入れられている水質汚濁防止の研究学習

■湖まつり
~水の恵みに感謝~
7月19日、湖南町の舘浜をメイン会場に、58回目となる湖まつりが開かれました。郡山湖南まつり実行委員会が主催し、ラムサール条約湿地に登録されたばかりの猪苗代湖へ、延べ1万5千人が訪れました。
湖水開きに併せた水難防止祈願祭と開会式を行った後は「湖畔クリーン作戦」(ごみ拾い)がスタート。大勢の参加者の協力で、浜辺が一層きれいになりました。
また、今年は初めて「湖上ゴザ走り大会」が行われ、参加者60人が湖上に浮かぶ21メートルのゴザの上を駆け抜けました。速さを競い合う一方、豪快な転倒で笑いが起きる一幕もあり、会場は大盛り上がり!ほかにも名物のたらい舟や納涼花火大会など、さまざまな催しを来場者が楽しみました。
天候にも恵まれ、市内の公立学校で夏休み初日となったこの日。湖まつりは、みんなの思い出となる素敵な夏の始まりになりました。

■静の湖南を満喫しよう
波打つ音や虫の声など、自然を存分に感じられる湖南七浜(ななはま)は、日常の中で消耗した私たちの心と体を癒してくれます。
市では、この地で環境負荷の少ないアクティビティをしながら、〝あえて何もしない余白の時間〞を過ごすことを「静の湖南」と称して推進しています。
今回は、観光政策課の職員たちが「静の湖南」を実際に体験しながら紹介します。
※体験は休日に行いました。

○そもそも、湖南七浜って?
猪苗代湖に隣接する湖南町の湖水浴場を中心としたエリアを、「湖南七浜」と呼んでいます。夏には湖水浴やキャンプなどでにぎわい、冬には白鳥やしぶき氷が見られ、一年を通して楽しめます。
・秋山浜
・青松浜
・舟津公園
・舟津浜
・舘浜
・横沢浜
・浜路浜

○今回は青松浜で体験!
「静の湖南」推進団体 ホールアース自然学校 福島校 和田さん
問合せ:電話983-6411

『休む』
そう、何もせずゆったりとした時間を味わうのが静の湖南の醍醐味(だいごみ)!

そして『遊ぶ』
※アクティビティをする時はライフジャケットの着用を!
・カヤック
漕ぎ方を学んだら いざ、出発! 落ち着いてゆっくり漕ぐのがコツです。(体験者談)
・イナイチもオススメです!
猪苗代湖を一周するサイクリング「イナイチ」。湖南町を周遊するライトコースもあるので、気軽に楽しめますよ♪
走る時は縦一列で いろんな景色を楽しみましょう♪

さらに『食べる』
癒してくれた湖に感謝しながら、ごみを全て持ち帰りましょう。
マナーを守らないと制限が増えてしまいます。
自然豊かな湖南七浜。自由な時間と環境の中であなたが本当にその日、その時間にやりたいことを見つけてみませんか?

※詳しくは本紙をご覧ください。

●イベント情報
○ソウゾウのはじまり 猪苗代湖・湖南七浜OUTDOOR DAYS
「湖南七浜利用拠点整備計画(案)」の実証実験として、仮設遊具、クイズラリー、フォトスポットなどが楽しめます。
※その他事前予約制のコンテンツも実施
日時:9/19(金)~23(祝)
場所:舘浜(湖南町)
内容:キッチンカー、物販、アクティビティなど
※期間中、舘浜でのキャンプは全面不可、舟津浜でのキャンプは事前予約(有料)のみ可となります。ご了承ください。

問合せ:観光政策課
【電話】924-2621

問合せ:環境政策課
【電話】924-2731