くらし [特集1]新年度へ向けて(1)

■令和7年度 当初予算
“Well-Being”なまちづくりの実現に向けて
~コロナ・災害を乗り越え、新たなステージに向けた予算を編成~
総額:3,263億8,209万円(対前年度…+124億9,910万円、+4.0%)
一般会計:1,508億3,788万円(対前年度…+62億260万円、+4.3%)
特別会計・企業会計:1,755億4,421万円(対前年度…+62億9,650万円、+3.7%)

◇一般会計予算 1,508億3,788万円

※科目ごとに四捨五入しているため、積み上げと合計が一致しない場合があります

◇二刀流予算
いわき市長 内田 広之
令和7年度予算は、市民の幸福と社会課題解決を同時に目指す「二刀流予算」です。
重点は、(1)医療・救急、(2)雇用・産業、(3)防災・自治体強化、(4)教育・子育て、(5)まちの魅力の分野で、(1)〜(5)を支える人づくりも注力します。
特に、保護者から声が多い、中学校給食費無償化(小学校は令和8年度実施を目指す)、小中学校の特別教室エアコン整備、トイレ洋式化も進めます。
医療は、いわき駅直結・医療施設整備への支援、医学生へ新たな修学資金貸与制度創設、診療所新設などへ支援を進めます。
若者・女性定着のために、市内に設置した国連と連携した研修センターの運営支援、企業の創業・製品化等への支援、企業用地確保などへの調査も進めます。
※詳しくは、市ホームページで(本紙二次元コード参照)

◆新たなステージに向けた5つの重点パッケージ 86億1,059万円
[1]医療・救急強化 15億421万円
◇いわき駅直結・医療施設整備事業(6億7,265万円)
いわき駅北口開発に伴い移転する「松村総合病院」の医療施設整備を支援

◇救急患者受入強化支援事業(6,967万円)
市内4つの救急告示病院に運営体制強化の経費の一部を補助

[2]雇用・産業強化 10億8,689万円
◇地域産業競争力強化支援事業(4,350万円)
新たな製品や技術開発などに挑戦する市内企業に対し、段階に応じた支援を実施

◇国連と連携したグローバル人材育成事業(1,317万円)
CIFALジャパン国際研修センターを開設し、地域リーダーを育成

[3]防災・自治体強化 14億4,409万円
◇AI水位予測システム事業(4,822万円)
河川洪水情報の迅速な収集・分析による的確かつ迅速な避難指示発令を支援

◇自治会応援・地域防災力強化関連事業(2,705万円)
地域づくり活動やITツールを活用した自治会などの活動を支援

[4]教育・子育て充実 34億6,830万円
◇学校給食費中学生無償化事業(4億2,154万円)
本年4月から中学校給食費を完全無償化

◇多世代で集えるインクルーシブ広場整備事業(3,106万円)
平南白土地域振興事業の一環として、多様な世代が集い、楽しめる広場を整備

[5]まちの魅力創出 11億710万円
◇観光力強化3Cプロジェクト(2億4,038万円)
ふくしまDC、ナショナルサイクルルート、いわきFCを柱とした観光戦略を展開

◇公共交通空白地域解消等プロジェクト(1億1,362万円)
公共交通におけるネットワーク構築や地域のニーズに沿った公共交通の導入