- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県田村市
- 広報紙名 : たむら市政だより 令和7年4月号
■会長あいさつ
田村市農業委員会 会長 佐藤伸夫
常日頃から農業委員会の活動に対しましてご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、本市農業を取り巻く環境は、農業従事者の高齢化や担い手の減少、近年の猛暑による農産物の品質・収量の低下など、厳しい状況が続いております。
また、国の新型コロナウイルス感染症対策の転換により、全国的に外食産業やインバウンド需要の回復が見られ、米の取引価格が大幅に上昇する一方で、農業資材の価格高騰は収まらず、再生産可能な価格の実現が強く求められるところであります。
このような中、地域農業の将来像を示す「地域計画」が策定され4月から施行されます。
私たち農業委員会は策定後におきましても、より良い計画となりますよう、顕在化する諸課題に向き合い農家の皆様の意向把握、集落の合意形成に向けた話し合いを継続的に進め地域農業の振興につながるよう努めてまいりますので、今後ともご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
■田村市農地等利用最適化の推進施策に関する意見について
○要望内容抜粋
1 担い手への農地利用の集積、集約化について
2 遊休農地の発生防止・解消について
3 新規参入の促進について
4 農業の担い手・後継者対策について
5 有害鳥獣対策について
昨年10月28日、佐藤会長と渡邊会長職務代理者が、白石田村市長へ意見書を提出しました。
■地域計画について
田村市では、農業経営基盤強化促進法の改正を受け、将来の地域農業の展望を描き、持続可能な農地利用を実現するための「地域計画」を、市内21ヶ所で策定しました。(7年3月公表)「地域計画」は、地域農業の未来を支える重要な指針です。地元の農業者や関係者の意見を取り入れ、農地利用や経営体制の将来像を明確にします。さらに、「目標地図」と呼ばれる可視化ツールを用いて、10年後の農地利用の姿を具体的に描いていきます。
今後、地域計画と目標地図のさらなる充実を図るため、随時協議の場を設定します。
■農業者年金で老後の生活を安心サポート!
(1)20歳以上60歳まで(国民年金の任意加入者に限り60歳以上65歳未満の方も加入可能)
(2)国民年金の第1号被保険者(保険料免除者を除く)
(3)年間60日以上農業に従事
○通常加入
月額20,000円~67,000円まで千円単位で加入後はいつでも見直せます。
・終身年金で80歳まで保証付きです。
・税制面で優遇措置があります。一定の要件を満たす農業者(認定農業者等)には保険料の国庫補助があります。
問合せ:田村市農業委員会
【電話】81-1216【FAX】81-1210