くらし 田村市×獨協大学 ちょこっとエコライフ~身近な省エネを実践しよう!~vol.25

◆マイボトルを持ち歩こう!
みなさんは普段、ペットボトル飲料をどれくらいの頻度で購入していますか?日本国内では、清涼飲料用のペットボトルの出荷量が年々増加傾向にあります。2023年度には約267億本が出荷されており、これは国民1人当たり年間約215本を消費している計算になります。
田村市では、ペットボトルはキャップを取って軽く水ですすいで、ラベルを剥がしてから指定袋に入れて分別回収しています。日本のペットボトルのリサイクル率は2023年度で85.0%と高く、ペットボトルから再びペットボトルを作る水平リサイクル率も33.7%となっています。しかし、回収・リサイクルの工程でもCO2が排出されるので、リサイクルが必ずしも環境によいとは言えず、ペットボトル自体を減らすことこそが、根本的な対策になります。
そこでペットボトルを減らすために、マイボトルを使ってみませんか?例えば、毎日500mlのペットボトル飲料を購入していた人がマイボトルに変えると、年間で3万円以上の節約になり、約20kgものCO2排出量の削減につながると試算されます。また、おしゃれなマイボトルにハーブティーやフルーツ入りウォーターを入れたりと、中身にこだわってみると気分も上がりますよね。
マイボトルはお財布にも、環境にも、優しいのです。マイボトルを持ち歩くという小さな習慣が、未来の地球と子どもたちの生活を守ることにつながります!
(獨協大学経営学科4年 松森)

ペットボトルの現状とマイボトルの節約効果、CO2削減効果の算出根拠はこちらから
※二次元コードは本紙をご覧ください。