くらし 海を越えて 英語指導助手ペンリレー No.146

◆イギリスへの旅
ライリー・マドセンさん
アメリカ合衆国・インディアナ州出身
(田村市に来て1年目)

私は、21歳の時に家族とクリスマスをイギリスで過ごしました。海岸沿いの美しいスコットランドの町、セント・アンドリュースに短時間立ち寄ったほか、旅の大部分はイギリスのヨークとスコットランドのエディンバラで過ごしました。
エディンバラは、歴史的な名所、近代建築、息を呑むような自然などが混在する、活気に満ちた都市です。フィッシュ・アンド・チップスからレンズ豆入りマッシュポテト、バクラヴァ(トルコの伝統菓子)まで、料理はどれも美味しかったです。
旅行で一番楽しかったのは史跡を訪れることでした。ヨーク・ミンスター大聖堂が私のお気に入りでした。大聖堂は250年かけて建設され、その壮麗な建築、ステンドグラスの窓、そして精巧な彫刻の数々に、長年の労苦がはっきり見て取れます。
大聖堂に加えて、墓地にも数多く立ち寄りました。J・K・ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズのファンなら、ハリー・ポッターからシリウス・ブラック、ヴォルデモートまで、愛されている登場人物たちの名前の一部が、エディンバラのグレイフライアーズ・カークヤード墓地に埋葬されている人々の名前から取られていることに驚くかもしれません。この墓地は16世紀に造営されたので、ローリングが着想を得た墓石を探してみましたが、多くの墓石は浸食がひどく、文字が読めない状態でした。それでも、私のお気に入りの人物、マクゴナガル先生と同じ名字を持つ、ウィリアム・マクゴナガルの墓石を見ることができました。ウィリアム・マクゴナガルはひどい詩人として広く知られていましたが、真面目な先生に彼の名前を付けることがとても滑稽だとローリングは感じたそうです。イギリスに旅行する機会があれば、ぜひエディンバラとヨークを訪れてみてください。