くらし ≪特集≫ごみの減量、待ったなし!(2)

◆ごみ減量を実践しよう
1.生ごみを減らそう
▽3つの切り
『使い切り』→買った食材は使い切る
・食べ切れる量のみ調理し、食材が余った場合は保存食、常備菜などにする
・定期的に冷蔵庫の中身をチェックし、不必要な買い物は控える

『食べ切り』→食べ残しはしない
・宴会などで、乾杯後30分間はなるべく席を立たず、じっくり料理を味わう
・苦手な食べ物が入っていないか、料理は食べ切れる量か注文時に確認する

『水切り』→生ごみ水分を取り除く
・生ごみの80%は水分なので、ごみに出す前にしっかり水切りをする

▽水切り4つのテクニック
生ごみの水切りには、約1割の減量効果があるといわれています。地味な作業ですが、ひと手間かけることが大事です。
(1)濡らさない
(2)乾燥させる→電気式生ごみ処理機の補助があります
(3)堆肥化させる→生ごみコンポスト化容器の補助があります
(4)捨てる前にひと絞り

2.資源ごみの分別をしよう(分ければ資源)
可燃ごみには、リサイクルできる紙パック・新聞・ダンボールなどの紙類が令和5年度は20.1%も含まれています。本市では、5つの種類ごとに分別してリサイクルしています。分別すれば資源です。紙箱や紙袋などもぜひ分別をお願いします。

▽新聞紙・折込チラシ
新聞と折込チラシ以外のものは混ぜないでください。

▽段ボール
ガムテープやカーボン紙、留め金を取り除いて、折りたたんでください。

▽雑誌類
付録等の紙以外のものは取り除いてください。

▽紙パック
内側が白色以外(アルミコーティングなど)のものは、燃えるごみへ。

▽その他の紙(雑がみ)
上のどれにも属さない紙(雑がみ)は、あらかじめ紙袋などにまとめ、最後に袋ごと縛ると楽に出せます。

3.この表示、ごみではなく資源です
令和3年度からスタートしたプラスチック製容器包装のリサイクル率は、令和7年3月末時点で約75%に達しました。令和4年度の約36%に比べると、大幅に資源化されています。
一方、収集されたプラスチックの中には、「リサイクルできないもの」や「危険なもの」などが混在している場合があります。収集したプラスチックは、手作業で分別しており、事故やけがの元となりますので、正しい分別にご協力ください。

○これさえ分かればもう迷わない!プラ分別
・プラマークが目印
・汚れていたら洗い、シールなどははがすか切り取る
・洗うことが難しい時は燃えるごみ、プラかどうかわからない時も燃えるごみ
・刃物など危険物なごみは燃えないごみか、迷ったら問い合わせ
※食品汚れがあるプラスチックが混在すると、他のプラに接触して、汚れを広げてしまいます。

◆ごみ減量の取り組みについて、市民の方にインタビューしました
▽環境省公認 環境カウンセラー 長澤 利枝さん
私は、環境カウンセラーとして、紙芝居やクイズを取り入れた出前講座などを通じて、地域の皆様に環境問題をできるだけ楽しく、分かりやすく伝えてきました。
ごみ減量の取り組みは、生活習慣と密接な関係にあります。近年はライフスタイルの変化や、地域のつながりの希薄化などが取り組みを難しくしていますが、他人ごとにせず、地域ぐるみで、みんなで取り組んでいきましょう。

▽原町商工会議所女性会 副会長 竹内 久子さん
原町商工会議所女性会では、ごみに関する出前講座の受講や、ダンボールコンポスト作りへの挑戦を通じて、みんなでごみ問題に対する関心を高めてきました。その後、学んだことを各家庭で実践していくにつれ、家族も徐々にごみに関心を持つようになったり、協力してくれたりするようになりました。
今後は、さらなる学びのため、女性会でクリーン原町センターの見学を計画中です。家庭では、生ごみ処理機による生ごみ削減にチャレンジしてみたいです。

問合せ:生活環境課
【電話】24-5231