くらし 地域防災マネージャーの防災いろいろ

■火災予防について
地域防災マネージャー 小斎(こさい)広志(ひろし)

5月になりました。3月に発生した岩手県の山林火災の記憶も新しいものと思いますが、5月は空気が乾燥し火災が大火災に直結することが多い季節なのをご存じですか?暖房器具はすでに片付けたとは思いますが、その他にも発火の危険は身近に存在しますので何点かご紹介を…
屋内であれば料理中の油やほこりまみれのコンセントからのトラッキング火災、仏壇の線香・ろうそくからの出火などがあり、屋外であれば野焼きやたき火などがあげられますね。そして屋内外共通のものでタバコがあげられます。
特に山林が多く近傍に住宅密集地も有する本市は、常に大火災の危険と隣り合わせです。そのため、どんな小さな火でも細心の注意をもって取り扱うようにしてください。風の強い日、空気の乾燥している日には外で火を使わないことが山林火災の予防には重要です。昔から「どんな火事でも最初は小さな火」と言われています。大きくなりすぎた火は人の手には負えないものと理解しましょう。
日々の防火に対する啓発・情報発信にご理解とご協力を願うとともに、地域防災の要としての消防団への入団や活動へご理解とご協力をぜひともよろしくお願いします。