- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県本宮市
- 広報紙名 : 広報もとみや 令和7年7月号
地域防災マネージャー 小斎(こさい)広志(ひろし)
暑い日の午後には地上の空気が温まり、冷えた空気が流れ込むと急激に積乱雲が発生して激しい雨が急に降り出します。これがゲリラ豪雨で、時には強風や落雷を伴い大変危険です。雷を伴う積乱雲の移動速度は時速30キロ~40キロと速く、時には80キロに及ぶこともあります。そのため、雷鳴(ゴロゴロ)が聞こえてきたと思ったら、急に落雷や稲光とともに激しい雨が降り出すということがよくあり、道路の冠水(低いところは特に危険)や河川の急激な増水、雹(ひょう)、そして強風と落雷と言うようなあらゆる事象が短い時間に発生することがあります。そこで皆さん、この季節は雷鳴が聞こえてきたら空を確認、丈夫な建物に避難、河川の近くにいるのであれば速やかに離れる、車に乗っているならばアンダーパス(道路の下や線路の下を通る道路)は迂回(うかい)する、地下道に雨が流れ込んでくるようなときは速やかに地上に出るようにしてください。夏の午後は特に起きやすいことを覚えていてくださいね。
■ゲリラ豪雨の兆候3人衆!
(1)近づいてくる黒い雲
(2)雷の音
(3)冷たい風