くらし YANAIZU NEWS LETTER 柳津町の出来事(~4月初旬)(3)

■15.地域おこし協力隊 長橋美咲さん 退任・成果報告
3月31日(月)、「野老沢(ところざわ)和紙」の伝統継承と歴史調査を目的に活動してきた、地域おこし協力隊の長橋美咲(旧姓:佐藤)が退任しました。
長橋隊員は、令和3年10月1日に着任し3年半、野老沢和紙の技術継承、歴史調査の他様々なワークショップなどを通しPR活動などを行ってきました。
この度、「柳津の和紙野老沢和紙を伝える」を出版し野老沢和紙の歴史や制作工程、地域の方の思いなどを書物にまとめ、これまでの活動の成果を町長に報告しました。
今後は、「柳津の和紙紙の処」として、町内で和紙制作・販売を行っていきます。

■16.農業委員の任命および農地利用最適化推進委員委嘱
4月1日(火)、前期農業委員の任期満了に伴い、新たな農業委員の皆さんに小林町長より任命書が交付されました。
また、農業委員会長へは齋藤健委員が前期に引き続き就任され、同日、農地利用最適化推進委員の皆さんへ会長より委嘱状が交付されました。
任期は、令和7年4月1日~令和10年3月31日までの3年間です。
農業委員会は、「農業委員会等に関する法律」に基づき設置された行政委員会で、主に農地法の許認可業務や農地利用最適化活動などに従事します。

▽農業委員名簿

▽農地利用最適化推進委員名簿

■17.「令和7年度 私が創る柳津町みらいプロジェクト」審査結果・事業を開始しました!
3月24日(月)、町民の皆さまが考えた柳津町をより良くする事業を実現する「私が創る柳津町ミライプロジェクト」に応募いただいた事業について審査会を開催しました。審査の結果、提案された全ての事業が「適切な事業実施のための基準点」を超えるとても優秀な事業であったことから、全ての事業の実施を決定いたしました。

▽提案事業
1位 89点「『旅人が教えてくれたディープな柳津』を学ぶワークショップ開催事業」
2位 86点「レンズ越しに暮らしを看て、柳津町をリハビリテーションする展示会事業」
3位 80点「獅子落馬頭観音像継承・活用事業」

事業は4月から順次開始とし、町の委託事業ではありますが、提案者・団体ご本人が実施していますので、ぜひ事業への協力や応援をお願いします。応援コメント等は、二次元コードより募集していますので、お気軽にご投稿ください。なお、コメントは電話でも受け付けしていますので、「ミライプロジェクト担当者」までご連絡ください。

問合せ:みらい創生課みらい創生係
【電話】0241-42-2447

■18.柳津産米パックご飯の町内販売が開始されました
令和6年度地場産品開発事業の一環として、町の事業者様のご協力のもと柳津産「福、笑い」を使用したパックご飯を開発しました。
開発したパックご飯はふるさと納税の返礼品としてお送りするほか、ほっとinやないづ、観光物産館清柳苑、つきみが丘町民センターの3か所にて数量限定で販売しております。
町内では町民の皆さんや観光に来てくださった方に気軽にお手に取っていただけるよう、限定価格にて販売しておりますので、この機会にぜひお試しください。

■19.「イケちゃん」が県の重要文化財に!
福島県文化財保護審議会は、重要文化財に細越地区の池ノ尻遺跡から出土した「人体像把手付土器(じんたいぞうとってつきどき)」(土偶付き土器)(愛称:イケちゃん)を指定するように答申し、3月28日(金)の福島県教育委員会定例会で正式に指定が決まりました。
この土器は、2024年3月号でも「地域の宝」として紹介した約5000年前の縄文時代中期の土器です。畑の耕作中に発見され町に寄贈されましたが、約18年もの長い間、やないづ縄文館で眠ったままになっていました。石生前遺跡(いしゅうまえいせき)から出土した資料の整理中に再発見されたものです。
この土器には本来4つの把手がありましたが、そのうちの2つに1体の人体像が向かい合って表現されているのが大きな特徴で、東北地方南部の縄文人に共有されていた精霊の姿とも考えられ、当時の人々の生活や精神面を継承する全国的にも、学術的な価値が非常に高い貴重な資料と評価されました。
柳津町の考古資料が県の重要文化財になるのは郷戸地区の「石生前遺跡出土品」が1994年に指定を受けて以来、31年ぶりのことです。「縄文の宝庫柳津」に、また新しい貴重な宝が加わりました。