くらし 町長2期目就任のあいさつ

■小野町長 村上 昭正
このたび、町民の皆さんから温かく力強いご支援をいただき、小野町長として2期目を引き続き務めさせていただくこととなりました。今までの4年間で新たに見えてきた課題もあり、その責任の重大さを痛感し、身の引き締まる思いでありますが、私の座右の銘である「剛毅果断(確固とした意志のもと、思い切って物事を行う)」のもと、今後4年間、町民の皆さんから寄せられましたご期待にお応えするため、誠心誠意努力してまいります。
さて地方においては、急激な人口減少による地域経済の衰退や高齢化による農業の担い手不足など社会環境の大きな変化の中で、中山間地域である小野町においても抱える課題が山積している状況であります。
私は、将来に向けてどのような政策が有効であるかしっかりと見極め、一つひとつ着実に課題を解決し、今をともに生きる皆さんが幸せに、そして未来の子どもたちのため、町民の皆さんとともに「変化にあわせた、持続可能なまちづくり」に全力で取り組んでまいります。
今後の町政運営にあたっては4つの視点から推し進めてまいりたいと考えています。
第一に、支えあう地域コミュニティの再構築を図ります。地域づくり協議会を設置し、地域の諸課題などを解決することで、子どもからお年寄りまで暮らしやすい地域づくりに努めます。
第二に、新しい農業へ挑戦していきます。新たな農作物を調査研究し、耕作放棄地の解消、雇用の創出を図るほか、加工施設を整備し、発酵食品をはじめとした6次化商品の開発を促進することで、収益性の高い農業への転換と所得向上に努めます。
第三に、商工業の活性化を図ります。商店街の空き店舗活用による事業承継支援、まちづくり公社(仮称)の設立、地域事業者などが中心となった地域づくりを支援し、雇用を創出することで、移住・定住の促進を図ります。
第四に、町民の生涯学習の促進と健康づくりを図ります。切れ目のない子育て支援と教育環境の充実、スポーツ活動施設を充実させ、健康寿命の増進を図ることで「小野町で暮らすこと」への付加価値向上に努めます。
そして、町民の皆さんとともに「これまで」を振り返り「これから」を考え、情報の共有化を図り、次世代へとつながる持続可能なまちづくりに努めてまいります。
結びに、小野町に住んで良かったと実感していただけるまち、そして躍動感あふれるこの町を未来につないでいくために、誠心誠意、全力で町政運営を行ってまいりますので、町民皆さんの温かい、ご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、就任のあいさつとします。