- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県広野町
- 広報紙名 : 広報ひろの 令和7年3月号
■第4回ふるさと福島広野会を開催
第4回ふるさと福島広野会が2月1日(土)、東京グリーンパレスホテルにて行われました。本会は、首都圏在住の広野町出身者、広野町に縁のある方を対象に広く会員を募り、連携を密に町の魅力や情報発信を通じ、ふるさと広野の発展に寄与することを目的としています。総会には会員をはじめ、来賓として福島県東京事務所の鈴木所長や渡邊議長ほか町議会議員らが参加し、挨拶をいただいた後、町職員から広野町の観光・特産品の取り組みについて報告がありました。総会終了後には懇親会を開催し、会員相互の親睦を深めました。
■遠藤町長が米国ワシントンDCで講演
遠藤町長が2月9日(日)から14日(金)まで、米国ワシントンDCを訪問し、震災・原発事故からの復興に向けた広野町の取組などについて講演しました。今回の訪米は町が平成26年から5回開催した「国際フォーラム」に参画した米国の大学関係者からの招聘により実施されました。10日(月)には世界銀行本部、11日(火)には米国環境法研究所、12日(水)にはジョージ・メイソン大学、ジョージタウン大学、日本大使館などにおいてそれぞれ講演などを行い、米国で働く日本人や米国の研究者や学生らに向け、広野町の復興の道のりや防災に強いまちづくり、住民の帰還促進策や災害対応の教訓などを伝えました。
■百歳高齢者賀寿贈呈式
広野町民の吉田ミヤさんが百歳賀寿を迎えられ、2月7日(金)、広野町デイサービスセンター広桜荘にて賀寿贈呈式が行われました。当日は杉浦副町長をはじめ、福島県相双保健福祉事務所の寅磐所長、町社会福祉協議会の根本副会長、町老人クラブ連合会の大和田会長らが出席し賀寿を祝いました。贈呈式では、県と町から表彰状が贈られ、根本副会長と大和田会長から記念品が贈られました。吉田ミヤさんは大正14年2月5日生まれ、長寿の秘訣は「手先を使って作品を作る、ひとりで黙々と作業をすること」で、家族とともに百歳の誕生日を祝いました。
※「吉田ミヤさん」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
■AIコンシェルジュサービス運用開始
広野町のベンチャー企業、Parakeet株式会社(代表:中村泰貴氏)は2月18日(火)、人工知能(AI)を活用した庁内案内「AIコンシェルジュ」を役場庁舎内に設置しました。このシステムは同社の音声合成、音声変換技術を用い、モニター上の『ひろぼー』が相手と会話して案内を行うことができます。来庁された方に対する庁舎案内や希望する手続きに関する必要書類の確認、広野町のニュースの読み上げなどを行うことで、業務効率化や行政サービスの向上を目的としています。代表の中村氏は「浜通り発の技術を世界に発信し、地域の復興に貢献したい。」と話しました。
■福島県石油コンビナート総合防災訓練
福島県石油コンビナート総合防災訓練が2月7日(金)、(株)JERA広野火力発電所構内において行われました。訓練は福島県、広野町、双葉地方広域市町村圏組合消防本部が主催、福島海上保安部、(株)JERA広野火力発電所が共催し、陸上自衛隊や県警察本部、地元町村の消防団など約30団体、約300人が参加して実施されました。訓練では、福島県沖を震源とするマグニチュード8.2の地震が発生、広野町で震度6強を観測、津波による火災などが発生したとの想定の下、火災の消火や高圧ガスの漏洩事故処理、救助などの一連の流れを実践し、非常時の連携を確認しました。
■復興庁による語り部「星降る古里ひろの」への感謝状贈呈式
復興庁による語り部「星降る古里ひろの」への感謝状贈呈式が1月29日(水)、広野町役場で行われました。贈呈式には復興庁福島復興局の志田局長、「星降る古里ひろの」の鈴木恵子代表、鯨岡綾子さんらが出席し、震災伝承の第一線で活躍する語り部の皆さんに感謝状が贈呈されました。本団体は、福島市を中心に平成30年頃から活動を始め、県内外において東日本大震災発生後から現在に至るまでを紙芝居で伝える活動を行っています。鈴木代表は「震災を知らない世代に伝えて、防災・減災につなげていきたい。」と話し、遠藤町長は「町の誇りとして、更なる活躍を期待します。」と激励しました。
■広野町産みかんジュース販売開始
広野町産のみかんを使用した『みかんジュース』が1月23日(木)に完成し、販売が開始されました。今年のみかんジュースは、昨年12月に収穫したみかんを加工して、糖度12度で甘さと酸味のバランスがとれた味わいに仕上がりました。ラベルには町内の風景やみかんをイメージしたシンボルマーク「Sマーク」のロゴが使用されています。販売場所は二ツ沼総合公園内のトロピカルフルーツミュージアムと二ツ沼直売所の2箇所で、町振興公社の中津社長は「みかんジュースを通して町のPRや復興につなげたい。みかんの収穫確保にも取り組みたい。」と話しました。
■大学生観光まちづくりコンテスト2024 準グランプリ発表会
大学生観光まちづくりコンテスト2024 福島復興ステージ地区別発表会が1月28日(火)、広野町役場で行われました。発表会には昨年9月に開催されたまちづくりコンテストで準グランプリを受賞した、千葉大学の川﨑愛香さん、東京大学の増田和俊さんの混合チーム「黄色い小鳥」の2人が出席し、『ひろの つながるプロジェクト』と題した広野の魅力を伝えるまちづくりプランを提案しました。会場には学生の現地フィールドワークに協力した町内の団体や企業の皆さんも出席し、コンテスト当時よりもブラッシュアップされた提案内容について、活発な質疑や意見が交わされました。