くらし 二地域居住アーティスト・イン・レジデンス事業 「地域」と「アート」の結びつき
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県広野町
- 広報紙名 : 広報ひろの 令和7年3月号
広野町では、アーティストが地域の文化やコミュニティと深くかかわる「二地域居住アーティスト・イン・レジデンス事業」を令和4年度よりスタートしました。このプロジェクトでは、全国から選ばれたアーティストが町での生活と制作活動を通して地域と関わり合い、町民の皆さんと新しい結びつきを生み出します。
アーティストは町内で一定期間を過ごしながら、自身の創作活動に取り組むとともに、町民の皆さんとの交流やワークショップの開催を通して、町の魅力を発信していきます。この取り組みにより、町はアーティストの創造的な活動や地域への貢献が町の魅力を高め、移住を検討する新たな人々や新たなアーティストにとって魅力的な場所となり、地域全体の活気や定住を後押しする効果を期待しています。
◆アーティスト・イン・レジデンスとは
町外のアーティストが一定期間町に滞在し、町の風景や歴史、暮らしからインスピレーションを受けながら、作品
を制作するプログラムです。
・地域との連携
アーティストが制作過程を公開し、地域の皆さんとアイディアや感動を分かち合います。
・多彩なアート表現
絵画、彫刻、映像、インスタレーションなど、様々な表現方法で「町の魅力」を新たな視点から描き出します。
◆プロジェクトテーマ
「奥州日之出の松」~伝説と記憶を呼び覚ますアート~
地域に長年愛されてきた名木「奥州日之出の松」、その存在や伝説をテーマに現代アート作品づくりに挑戦しました。
◆参加アーティスト
金藤(きんとう)みなみさん
ソーイングを主な技法として作品を制作しているアーティスト。
▽コメント
竹女は広野町出身ですが、観光協会の鈴木会長の「竹は召使なんかじゃない、聡明で高貴な人だ!」という力強い言葉に深く感銘を受け、今刺繍をしています。生き様を讃えるような作品を作りたいです。
◆参加アーティスト
鈴木 萌子(すずきもえこ)さん
写真を出発点にして、絵画・彫刻の技法を取り入れミクストメディア・自然界にある様々なものを素材に作品を作っているアーティスト。
▽コメント
広野町の文化と住民の方の力を借りて作品制作いたしました。私一人では出来上がらなかった作品。ぜひ、お気軽にお越しください。
◆参加アーティスト
dolly(ドーリー)さん
ストリートアート、ポップアートの技法で作品を制作しつつ、絵本作家・イラストレーターとしても活動中のアーティスト。
▽コメント
広野町を感じながら制作をしてきました。『日之出の松』伝説をきっかけにお話ができた広野町の方々、まだお会いできていないみなさまとも、作品を通してお話できたら嬉しいです。
◆お披露目会スケジュール
1月から滞在していた3人のアーティストによる作品がいよいよ完成します。どのような作品が生まれたのか、ぜひ実際にご覧ください。
開催期間:令和7年3月16日(日)午後1時~
会場:広野町文化交流施設「ひろの未来館」1階
その他:申込不要、入場無料
問合せ:広野町 復興企画課
【電話】0240-27-1251