文化 【pick up!】合併20周年記念 第83期名人戦 第5局古河対局

5月29日・30日、第83期名人戦七番勝負の第5局がホテル山水で開催されました。藤井聡太名人と挑戦者・永瀬拓矢九段が2日間にわたり熱戦を展開。対局2日目には、2局連続で千日手(せんにちて)指し直しという異例の展開になるも、23時16分に藤井名人が勝利し3連覇を果たしました。

■市内施設見学・前夜祭
対局前日、古河に到着した藤井名人と永瀬九段は鷹見泉石記念館や古河歴史博物館を見学。学芸員から、古河の歴史などの説明を受けました。また同日の夜に行われた前夜祭には将棋ファン約100人が参加したほか、市内在住の小学生有段者による花束贈呈が行われました。

■大盤解説会
対局が行われた2日間、山水はなももプラザではプロ棋士による大盤解説を実施。解説は佐藤紳哉(しんや)七段、聞き手は市出身の宮宗紫野(みやそうしの)女流二段が務めました。
会場には、市内外から多くの将棋ファンが集まり、手に汗握る対局を見守っていました。

■子ども向け指導対局
5月31日、山水はなももプラザで子ども向け指導対局が行われました。当日は、市内外から20人の子どもたちが参加し、宮宗女流二段や千田(ちだ)八段を含む4人のプロ棋士と対局。参加者はプロ棋士の指導を受けられる貴重な機会に、真剣な表情で挑んでいました。

《pick up!》
勝敗と共に注目を集めたのが、両棋士が食べる「勝負めし」です。古河ならではの食事を楽しんでもらおうと市内飲食店等が自慢の味を提供。伝統の郷土料理やスイーツなどを選んだお二人は、古河の味を堪能していました。