- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県下妻市
- 広報紙名 : 広報しもつま 令和7年3月号
■そのメール、フィッシング詐欺!
近年、フィッシング詐欺が急増しています。巧妙に装ったメールやメッセージを通じて、個人情報や金銭を狙う手口は多様化し、私たちの生活に潜む危険となっています。被害に遭わないためには、正しい知識と警戒心が必要です。今回は、フィッシング詐欺の実態とその対策についてご紹介します。
◆ケース1
実際に予定があったから…
宅配事業者を騙ったメールが届いたが、当時実際に荷物の受取予定があったので信じてしまった。「再配達を希望する」との項目があり、個人情報を入力した。最後に「再配達料が発生します」と書かれていたので、クレジットカード情報を入力。エラーが出たので別のクレジットカード情報を入力したが再度エラーが出た。仕方ないので3社目のクレジットカード情報を入力すると「完了」と表示され画面を閉じた。
翌日に詐欺だと気づき、クレジットカードの会社に電話すると6万円決済されていた。
◆ケース2
慌てて情報を入力してしまった
クレジットカード会社を名乗るメールが届き、「クレジットカードが不正利用されている。取引確認をしてください」と書いてあった。本物の会社から届いたメールだと信じてしまい、クレジットカード番号や個人情報を送信してしまった。すぐにSMSが届き、約40万円の利用履歴があり、不正利用と思われるので確認してくださいという内容が記載されていた。ここで、最初のメールがクレジットカード会社を騙る詐欺メールであったことに気づいた。
◆トラブル防止のポイント
○まずは疑いましょう
日頃利用している事業者や公的機関などからのSMSやメールを見るときでも、まずフィッシング詐欺を疑い、リンクにはアクセスせず、事前にブックマークした正規のサイトからアクセスしましょう。
○すぐに変更、連絡を
フィッシングサイトに情報を入力してしまったら、同じID・パスワード等を使い回しているサービスを含め、すぐに変更し、クレジットカード会社や金融機関などに連絡しましょう
○日頃から対策をしましょう
セキュリティソフトや携帯電話会社の対策サービス等を活用する、ID・パスワードの使い回しをしない、クレジットカードやキャリア決済の利用明細はこまめに確認する、など日ごろからの対策が必要です
消費者トラブルに関する相談について、解決のお手伝いをします。相談は無料です。
問合せ:下妻市消費生活センター(市庁舎2階)
【電話】44-8632