くらし 地域おこし協力隊を紹介します!

市の地域おこし協力隊、本田真美隊員が令和7年3月をもって退任します。農家民泊推進マネージャーとして地域振興を行ってきた本田隊員にこれまでの活動や退任後の目標などを伺いました。

◆農業・民泊で地域おこし
令和7年3月退任
本田 真美 さん

◇常陸大宮市は「雰囲気が良いまち」
本田さんは、自身の持つ和ハーブインストラクターの資格を生かし、地域振興の仕事を探す中で、常陸大宮市が、農家民泊を推進する地域おこし協力隊を募集していることを知りました。応募前に市を訪れ、生まれ育った当時の神奈川県の雰囲気に似ていて、懐かしさや雰囲気の良さを感じた本田さんは、常陸大宮市にひかれ、協力隊への応募を決意しました。

◇地域の歓迎ムードに感動
協力隊活動を始めてすぐ、地域の人々が歓迎してくれたことで、地域になじめるかという不安は晴れました。農作業をしていると、通りかかる地域の人から応援の言葉をかけてもらうことが多く、「ある方からかけていただいた『真美さんと話すと元気がもらえる』という言葉が、とても嬉しくて、この言葉を思い出すと、また頑張ろうと思えるんです」と本田さんはいいます。
応援の言葉以外にも、お菓子や昼食などをごちそうになることもあるそうで、「ありがたいことに、差し入れをいただくこともあって、活動前より太ったんです(笑)」というエピソードも話してくれました。

◇退任後の作物販売や稲作体験に向けて準備
3年間、地域おこし協力隊として、農業を中心に活動してきた本田さん。退任後に向けて、マコモタケなどをはじめとした農作物をネット販売するサイトを個人で立ち上げました。
また、民宿の開業に先駆け、稲作体験の場も提供していきたいと話し、活動3年目には、田植え、収穫、脱穀の体験を実施しました。

◇地域と協力した農家民宿を作りたい
目標である農家民宿の開業は、具体的な時期は未定ですが、実現に向けて、試行錯誤を重ねているそうです。「1棟貸しの民宿で、農業体験以外にも、こんにゃく作りなど地域の人々と連携した体験を提供できたらと考えています」と答えてくれました。

本田さんの活動情報は、「Mさんち」のYouTube、Instagramで発信中!
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◆本田さんの3年間の活動
◇1年目
市内に借りた畑で、何が育つかの検証のために、複数の作物を育てました。冬には和ハーブインストラクター・フードディレクターの資格を生かし「七味づくりワークショップ」を開催しました。

◇2年目
田んぼでマコモタケの栽培を開始しました。栽培にあたり、自分で川から田までの水路づくりを行いました。1年目から開催している七味づくりワークショップも募集直後に満員になる人気ぶりでした。

◇3年目
民宿での農業体験のテストも兼ねて、山方保育所の子どもたちを招いてジャガイモ・タマネギの収穫体験を実施しました。これまでの活動も継続し、2年目に始めたマコモタケ栽培では、販売できるまでになりました。