くらし 市民と共に、住み続けたいと思えるまちづくりを
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- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県行方市
- 広報紙名 : 市報なめがた No.243(令和7年11月号)
市民の皆さまの声に耳を傾け全力で市政運営に取り組み
市民と共に市の未来を切り拓いていきます
10月2日(木)、髙須敏美市長が初登庁し、公務を開始しました。行方市をより良いまちにしていくために、新たな市政運営が始まります。
■市長就任のごあいさつ
このたび、市民の皆さまから多大なるご支援を賜り、新たに市政運営を担わせていただくことになりました。市民の皆さまからいただいた重責に改めて身が引き締まる思いです。行方市の未来を切り拓くため、全力で市政運営に取り組む決意です。
□幸せに安心して暮らせるように
今、本市を取り巻く環境は大きく変化しています。人口減少が進み、地域経済の縮小や公共サービスの維持が危ぶまれています。一人一人がこの地域で幸せに暮らしていくために、働く場の確保や地域に密着した経済の活性化が必要不可欠です。
また、高齢者世代の割合が増加し、それに伴い医療や介護の需要が年々高まっています。これに対応するためには、地域医療体制のさらなる充実や、介護支援サービスの強化が欠かせません。市民一人一人が安心して暮らすことができるまちづくりが行政の使命です。併せて、若年層に魅力ある生活環境を提供し、定住や移住を促進する施策も必要です。
□市民の声に耳を傾け実行する
私は、こうした時代の転換期にこそ、現場の声に耳を傾け、実行に移す現場感覚と実行力が必要だと確信し市長就任のごあいさつています。市民の皆さまが実際に感じている課題は多様であり、それを的確に理解し、解決に向けて行政として迅速かつ柔軟に対応することが求められています。本市の解決すべき問題に向き合うために、市民の皆さまの声を聞く姿勢を持ち続けたいと思います。
□市民全員が協力し合う環境を
市制施行20周年を迎えた本市は、これまでの歩みを振り返りつつ、次の20年に向けた方向性を市民の皆さまと共に描いていくべきスタートの時期です。この歴史ある土地を未来に向けて持続可能な地域社会に発展させていくためには、過去から学び、現状を直視し、未来への展望を持つことが重要です。本市の成長に不可欠なのは、市民全員がまちづくりに参加し、協力し合う環境づくりだと思います。
□住み続けたいと思えるまちに
市民の皆さま一人一人の声を大切にし、共に課題を解決しながら、住み続けたいと思えるまちづくりに全力で取り組んでまいる所存です。市民の皆さまをはじめ、市に関わる皆さまのご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げ、市長就任のごあいさつといたします。
行方市長 髙須敏美
■取り組んでいく主な政策
1身近で十分な医療を 病院機能の回復
土浦協同病院なめがた地域医療センターの病院機能の段階的な回復
2効率的で身近な行政サービスのために 庁舎建設の見直し
行政のデジタル化を強化し、一極集中ではなく、それぞれの機能を生かして、麻生・北浦・玉造の3庁舎体制を維持
3教育・子育て環境の整備 子育てへの投資
・市内全児童・生徒の給食費の完全無償化
・電子図書館の導入
・高校生の通学支援制度の導入
・放課後児童クラブや降園後保育の環境改善
・外国語教育の強化のため、小・中学校へのALT(外国語指導助手)の増員
4にぎわいと自然の調和 観光・環境の共生
・高速道路の開通を見据えた「行方パーキングエリア(仮称)」付近の開発の促進
・霞ケ浦、北浦を生かした水辺観光の強化や、花を主体とする新たな観光拠点づくり
・霞ヶ浦ふれあいランド再生基本計画の見直し
5独自性を生かして地域ブランド化 地域経済・農業雇用の強化
・サツマイモに続く多品目ブランドの育成
・稼ぐ力をアップさせるプログラムの実施
・農業後継者や新規就農者を、既存農家とマッチング
・DXツールの導入や、農業機械のシェアリングなど
・デジタル技術を活用した鳥獣被害対策
・水産業の霞ケ浦・北浦水産再生アクションの実施
・北浦複合団地のワンストップ窓口化
・短時間や兼業を可能とする就業モデルの導入
・プレミアム商品券や企業版ふるさと納税の活用など、地域にお金を回す仕組みの構築
記載した内容は政策の一端です。関係機関等へ丁寧な説明を徹底しながら、そして市民の声を聞きながら、市民と共にまちづくりを進めていきます。
■PROFILE
髙須敏美(たかすとしみ)
昭和39(1964)年3月6日生まれ。61歳。鉾田第一高等学校卒。日本大学農獣医学部(現生物資源科学部)卒。旧玉造町社会福祉協議会の職員を経て、旧玉造町役場入庁。合併後は、行方市役所で企画部長や経済部長等を歴任。行方市浜在住。
趣味:ドライブ
特技:家庭料理
座右の銘:大胆かつ繊細に
