- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県大子町
- 広報紙名 : 広報だいご 令和7年4月号
■広域避難受入訓練
2月8日、常陸太田市と連携し、原子力災害を想定した広域避難受入訓練を行いました。
町では袋田小、大子中、大子清流高校の体育館に開設した避難所で常陸太田市からの避難者を受け入れ、簡易テントやパイプベッドの設営訓練、避難所職員が避難者からの要望や困りごとを聞き取るなど対応にあたりました。
町は東海第二発電所や試験研究用等原子炉施設で原子力災害が発生した場合、常陸太田市または東海村からの避難受け入れ先となっています。今回の訓練で出た課題を整理し、有事の際に役立てるよう対策を図っていきます。
・避難車両確認検査
・避難者への説明(大子中)
・車両の除染訓練
・簡易テント設営訓練(大子清流高校)
・避難者の受け入れ(袋田小)
・訓練後のアンケートも実施
■4者連携により森林由来J-クレジットの創出を目指す
町は、大子町森林組合、(株)常陽銀行、(株)バイウィルとの4者により、「森林資源による環境価値の創出に向けた連携に関する協定」を2月17日に締結しました。
本協定に基づき、森林組合が管理する町内の森林において、J-クレジットをはじめとした森林資源による環境価値の創出を進めていきます。
・J-クレジットとは
省エネ設備の導入によるCO2排出量削減や森林管理等によるCO2吸収量を、クレジットとして国が認証する制度です。このクレジットはCO2の排出企業に販売することができ、企業側は購入クレジットをCO2排出量の相殺(埋め合わせ)等に活用できます。
今後、4者の連携によりこの取り組みを進め、クレジットの売却益を活用した森林整備の更なる推進を目指します。
■パスポートのいらない英国を体験
~British Hills英語研修~
2月12日~14日の2泊3日で福島県天栄村にあるブリティッシュ・ヒルズにて町内4校の中学校2年生が語学研修を行いました。
国際化が進む今日、将来を担うグローバルな人材育成のために、英語での語学研修の場を提供し、英語学習への意欲の向上、国際交流への考えを深めることを目的に実施しています。
施設内での共通言語は“英語”であるため、到着直後の英語でのチェックインに始まり、説明やレッスン中もすべて英語でのやり取りのため生徒たちは協力し合いながら英国文化を体験していました。
レッスンは、カリグラフィーという英語の書道や英国の伝統的な焼き菓子のスコーン作り、伝統的な雪遊びなど体験型のレッスンも豊富で楽しみながら英語を学ぶことができました。また、テーブルマナーを学んだ後、コース料理を食べながら実践することができました。
今回の研修は、来年度の統合に向けて他校の生徒同士が仲良く活動することができ、充実した交流学習となりました。
■小生瀬保育所 絵付け体験
2月25日、大子町陶芸クラブ愛好会の方を講師に招き、さくら組の児童8人が絵付けを体験しました。それぞれ好きなイラストを見本にしながら、用意された素焼きの皿に特殊なクレヨンや絵の具で絵を描きました。愛好会の方や先生のアドバイスを受けながら、修了を前に形に残る思い出づくりができました。絵付けをした皿は愛好会の方が窯焼きをしたのち、修了式前に届けられるとのことです。
■矢祭町と連携して観光振興を
大子町と矢祭町は、2月14日に「観光振興に関する連携協定」を締結しました。両町が持つ四季折々の豊かな自然環境や歴史的文化遺産等の観光資源を有効に活用しながら、域外からの交流人口の増加と地域経済の活性化を図るためです。今後は情報発信やイベントなど、幅広い連携・協力をしていきます。
■大子漆の指物家具 県の伝統工芸品に指定
茨城県は、県の風土と県民の暮らしの中で育まれ受け継がれてきた工芸品を「茨城県伝統工芸品」として指定しており、2月19日、大森有限会社(頃藤)が製造する「大子漆の指物家具」がその指定を受けました。
大子漆は透明度が高く、美しいツヤが出る良質な漆として県内外で高く評価されています。また、大子町では古くから指物等への塗料剤として大子漆が利用されてきました。
■茨城県町村自治功労者表彰
2月12日、県市町村会館で行われた令和6年度茨城県町村自治功労者表彰式で、大藤猛さん(小生瀬)が民間自治功労者として表彰されました。おめでとうございます。
▽功績の概要
平成20年4月1日から令和6年3月31日まで、16年間にわたり大子町行政区長を任命され、また、令和2年4月1日から令和6年3月31日まで区長会会長の重職を務めた。その間、町民と行政の橋渡し役として奉仕の精神を持ち、地域住民を積極的にサポートしており、地域課題の解決に向けた意見具申や住民の意見・要望の取りまとめに取り組むなど、地域住民の安心な暮らしを支えるとともに行政の発展に寄与している。また、本業である農業にも注力しており、令和5年開催「第17回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストin庄内町」において優良金賞を受賞するなど、大子町の米の知名度の上昇、ブランド化に貢献し、地域農業の活性化に助力いただいている。そのほかにも、農業委員会委員、消防団など多方面に活躍しており、地域にとって重要な人物となっている。地域のために尽力するなど、その功績は多岐にわたり多大である。
■各種お米コンテストで入賞
2月28日、大子産米販売促進協議会が来庁し、令和6年度に参加した各種お米コンテストの結果報告会が行われました。協議会では美味しいお米を作るため日々研究を重ね、各種コンテストで毎年優秀な成績を収めています。
※詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。