子育て 大子町子ども議会 ―未来へつなごう、わたしたちの大子町―

6月27日に「大子町子ども議会」が開催されました。未来を担う子どもたちが、町の課題や未来について主体的に考え、意見を発表しました。子ども議会を通じて、ふるさと「大子町」への郷土愛を育むとともに、民主主義の意義や議会制度の仕組みについて理解を深める貴重な機会となりました。
議長として選出された、大子中学校・榊虎多朗さん、手塚悠月さんが、的確な議事進行を務め、子ども議員の皆さんも各学校の代表としてしっかりと発言しました。

■だいご小学校
齋藤涼緒さん、石井結菜さん
公共図書館ではどのようなことができるのか。プチ・ソフィアで本を借りる人数、年間の本の貸し出し数はどのくらいか。図書資料や映像資料はどのくらい所蔵されているか。移動手段がなく図書館に行くことができない人たちのために、移動図書館を実施してはどうか。

▽交付金事業
読み聞かせ活動で使用する大型の本の購入、公共施設やだいご小の図書室など、本が設置してある場所へのポップ作成など読書推進活動を実施したい。

■依上小学校
笠井莉花さん、榊原翔空さん
お祭りに代表される大子町の伝統行事を守るため、お祭りの参加者をインターネットやSNSを利用して広く募集をしてはどうか。若者に伝統行事を受け継いでもらうため、小中高校で郷土芸能クラブなどを設置してはどうか。資金確保のため、クラウドファンディングを行ってはどうか。

▽交付金事業
災害時の応急手当や非常時の飲料水の確保、非常食体験や地域安全マップづくり等、さまざまな角度から防災関連のワークショップを体験し、体験を通して学んだことを地域の方へ伝えることで地域の役に立ちたい。

■袋田小学校
菊池莉乃愛さん、髙安玲菜さん
豊かで美しい自然環境を守るため、イベント後のごみ拾い活動を実施してはどうか。4月1日にポイ捨て等防止条例が施行されたが、子どもたちの声でFMだいごを通じてPRしてはどうか。ポスターや立て看板を設置し周知を図ってはどうか。

▽交付金事業
ふるさと袋田の観光地として魅力を向上させるため、プランターの花を袋田の滝や袋田地区に配付したい。花を配付することで、地域の皆さんに日ごろの感謝を伝えたい。

■さはら小学校
小泉惺成さん、戸村勇人さん
中学校の統合は、小学生にとっても大きなニュースであった。今後、小学校統合の計画はあるのか。大子町の資源である八溝材のPRや町に多くの家族連れが訪れるよう、八溝材を活用した巨大アスレチックを建設してはどうか。

▽交付金事業
さはらのお茶を知らない人に特徴や魅力を知ってもらうため、PR活動としてお茶を入れる袋の作成や販売会の際の試飲を行いたい。

■上小川小学校
梶井理緒奈さん、大高心響さん
廃校となった南中が今後どのように活用されるか。多世代型交流施設や体験型観光施設として活用することを提案する。町のPRは年間通してイベント等で実施しているが、移住促進など人口を増やす取り組みが必要と考える。人口減少を止める取り組みは行っているか。

▽交付金事業
上小川地区にある保育園、高齢者福祉施設との交流を行いたい。保育園児やお年寄りへプレゼントを作成し、交流を通して地域の課題について考えたい。

■生瀬小学校
齋藤咲良さん、大藤慎也さん
4月1日に施行された「大子町ポイ捨て等防止条例」の効果はでているのか。ポイ捨てをしない、させないために路肩に四季折々の花を育ててはどうか。奥久慈憩いの森にアスレチックを増やすことで、町外へのPRにつながるのではないか。アスレチックを利用して体力の向上にもつながるのではないか。

▽交付金事業
生瀬地区のクリーン作戦を行いたい。クリーン作戦の参加を呼びかけるためのチラシを作成し、やまびこ祭での配付やコミュニティセンター等に配置したい。

■大子中学校
神長 葵さん、中山龍真さん
中学生を対象に、選挙の投票の行き方、マナー等を学べる機会や町議、行政の仕事について学べる機会を設けて欲しい。4月に中学校が統合となったが、統合による良い点と悪い点はあるか。町はICT教育に力を入れているが、脱デジタル化を進めている国もある。学習のデジタル化を進める理由にはどのようなものがあるか。

▽交付金事業
町の特産品を活用した、おやきの具材を考案し、大子おやき学校の方など多くの方と作り上げることで、郷土愛やコミュニケーション能力を高めたい。

問合せ:教育委員会事務局 学校教育担当
【電話】79-0170