- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県小山市
- 広報紙名 : 広報おやま 2025年8月号
そのごみ、本当にもやすしかないですか?
指定ごみ袋が必須になって4か月。改めて意識しましょう!
「もやすしかないごみ」の中には、紙類やプラスチック製容器包装(プラ容器)など、本来資源としてリサイクルできるものが約20%含まれています。これらをしっかり分別することで、限りある資源の循環が進み、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減につながります。
ごみの減量を目的として、昨年10月から「もやすしかないごみ」の指定ごみ袋制度を導入し、従来の袋も使用できる半年間の移行期間を経て、今年4月から指定ごみ袋が必須となりました。
■「もやすしかないごみ」が約20%(約2,135t)減少しました!
※小山市内で排出されたごみの量
◆「指定ごみ袋制度」実施後の効果について
指定ごみ袋制度実施後の今年4月~6月の「もやすしかないごみ」の排出量が昨年度同時期と比較して2,135.2t(トン)、約20%減少しました。
一方で、リサイクル可能な「プラ容器」や「紙・布類(可燃系資源)」の分別量が増え、市民の皆さまのご協力により資源の循環が進んでいます。
▽もやすしかないごみの排出量
▽資源物の排出量
小山広域保健衛生組合(小山市・下野市・野木町)では、「もやすしかないごみ」を令和9年度までに平成30年度と比較し5,000t削減することを目標としています。
この目標を達成することで、災害時に発生する災害廃棄物の処理に備えることができます。
今後もごみの分別、減量化にご協力をお願いします。
■改めて、ごみ排出ルールの確認をお願いします
◆収集日と時間を守りましょう
ごみを出す時間は、収集日当日の午前8時までです。
◆分別のルールを守りましょう
ごみの分別、収集カレンダーがスマホで確認できる「さんあ~る」を活用しませんか?
アプリには便利な収集日通知もあります。
▽さんあ~る(3R)とは?
(1)Reduce(リデュース)
(2)Reuse(リユース)
(3)Recycle(リサイクル)
「ごみを減らす→再使用→再資源化」という意味です。
◆決められた収集所に捨てましょう
◆収集所をきれいに使いましょう
◆「もやすしかないごみ」は、指定ごみ袋を使用しましょう
指定のごみ袋(右図)に入れて、地域指定の収集所へ出してください。
指定ごみ袋を使わずに「もやすしかないごみ」を捨てると違反ごみとなるため、回収できません。
※詳しくは本紙をご覧ください
例外:「落葉のみ」「下草(雑草)のみ」を排出する場合は、一般的な透明・白地系半透明の袋でも出すことが出来ます。
※「落葉」「下草」以外のごみを混入しないでください
■よくあるご質問
Q.指定ごみ袋の種類ってどんなものがあるの?
A.大きさは4種、形は2種、厚さも0.011mm~0.04mmまであります。厚手の袋の生産量も増えていますので、ご自身の使い勝手にあわせて選択してください。
Q.指定ごみ袋は「もやすしかないごみ」以外を捨てる時にも使っていいの?
A.指定ごみ袋は「もやすしかないごみ」専用です。ほかの種類のごみを出す際には、透明または白地系の半透明の袋を使用してください。ほかのごみを捨てる際に使用すると違反ごみとして回収できません。
■異物混入による事故が増えています
▽「リチウムイオン電池」の適正な分別を!
スマートフォン、モバイルバッテリー、加熱式たばこなどの充電して使用する製品に使われているリチウムイオン電池は、強い衝撃や圧力を加えると、発火や爆発事故を起こす恐れがあります。
事故が発生すると、処理施設や収集車に大きな損害が出て、ごみの処理が行えず、ごみの大幅な減量をお願いしたり、費用をかけて他の施設で処理を行わなければならない場合もあります。
幸い大事には至りませんでしたが、小山広域保健衛生組合管内でも令和4年11月、令和5年9月に発火事故が起こっています。
事故防止のため、リチウムイオン電池使用製品は必ず「有害ごみ」で出してください。
▽異物の混入でケガや火災が!
収集した「プラ容器」はリサイクルできるものとそうでないものを、作業員が手作業で選別しています。
特に禁忌品(スプレー缶、ライター、刃物、電池、注射針等)が入っていると、火災や作業員のケガにつながる恐れがあります。
また、袋が二重になっていると、作業員が手選別する際に、異物混入の確認がしづらくなりますので、「プラ容器」を出す場合には袋を二重にしないでください。
問合せ:環境課
【電話】22-9276・9286