くらし 【tsulunos PLUS】+スペシャル ぐんまの夏野菜(1)

■おいしく食べて暑い夏を乗り切る!ぐんまの夏野菜
夏に収穫時期を迎えるナスやキュウリなどの夏野菜。
その出荷量はどれも全国上位で“野菜王国ぐんま”を代表する野菜です。
ビタミンやミネラルが豊富な新鮮野菜を食べて暑い夏を乗り切ろう!

◆群馬の夏野菜の魅力
中山間地から平地までさまざまな環境で野菜が作れることに加え、流通網が整備されていることで、多様な野菜を新鮮な状態で運ぶことができます。ビタミンやミネラルを多く含む夏野菜は加熱してもおいしいですが、生食がお勧め!野菜自体の甘みや鮮度の良さが分かり、サラダはレストランでも人気の一品です。皆さんも県産のおいしい夏野菜を食べて暑い夏を乗り切りましょう。

◇取材協力
柴崎農園/cafe and marche nōfu(カフェアンド マルシェ ノーフ)
小林 郁子(こばやし ふみこ)さん
食育インストラクターや介護食士、調理師の資格を持ち、家族で柴崎農園を営みながら、野菜をふんだんに使った農家レストランを経営

◆生産者が教える!
夏のおすすめレシピ付き ぐんまが全国に誇る夏野菜5選
※出荷量出典…令和5年産野菜生産出荷統計(農林水産省)

出荷量が全国上位の代表的な夏野菜を5つピックアップ。その特徴はもちろん、生産者に聞いたおいしい野菜の見分け方、暑い夏にぴったりの「夏のおすすめレシピ」を紹介します
レシピ監修:林道子(はやし みちこ)(フードコーディネーター)

◆出荷量 全国1位〈夏秋ナス〉
ナス
主な産地:伊勢崎市、前橋市、高崎市など
農業者 髙橋(たかはし) あゆみさん

◇重宝される夏野菜 調理法もいろいろ
夏秋期の露地栽培など県内で広く栽培される夏秋ナス。煮る、焼く、揚げる、漬けるなど用途が広い万能野菜です。加熱すると油や調味料のうまみをよく吸って、柔らかくなります。

◇生産者に聞きました
夏のおすすめレシピ:ナスとサバのラタトゥイユ
濃厚なうま味が染み染み♪
材料(2人前):
ナス2本、タマネギ1/2個、ニンニク1片、オリーブ油大さじ1、サバ水煮缶150グラム、トマト缶200グラム、塩・コショウ適量
作り方:
1 ナスは乱切りに、タマネギはくし形切りにする。ニンニクは半分に切ってつぶす
2 鍋にオリーブ油とニンニクを入れて中火にかけ、香りが出てきたらナスとタマネギを入れて炒める
3 全体に油が回ったらサバ缶(汁ごと)、トマト缶を加え、ふたをして15分ほど煮る
4 汁気が少なくなったら塩・コショウで味を整え、冷蔵庫で冷やす

ポイント:おいしい野菜の見分け方…へたの切り口が新しく、ガク部分のトゲがとがっているもの

◆出荷量 全国2位
キュウリ
主な産地:板倉町、館林市、前橋市など
かしいち農園 柏崎 祐子(かしわざき ゆうこ)さん

◇みずみずしく涼をもたらす野菜の代表
日照時間に恵まれ、出荷量全国2位のキュウリは水分を多く含み、体を内側から冷やしてくれます。サラダや漬物など生で食べる他、炒めても違った食感が楽しめます。

◇生産者に聞きました
夏のおすすめレシピ:キュウリとツナの冷や汁そうめん
キュウリの清涼感が◎
材料(2人前):
キュウリ1本、ツナ缶70グラム、味噌大さじ2、すりゴマ大さじ4、冷水200ミリリットル、青ジソ4枚、ミョウガ1個、そうめん2束
作り方:
1 キュウリは薄い輪切りにして塩少々を振り、しんなりしたら水気を絞る
2 ミョウガは小口切り、青ジソは千切りにする
3 味噌、すりゴマ、ツナ缶(汁ごと)を混ぜ合わせ、冷水を少しずつ加えながら混ぜる
4 ゆでたそうめんを水で締め、器に盛り、3をかける

ポイント:おいしい野菜の見分け方…色つやがよく、イボがとがっているもの

◆出荷量 全国3位
レタス
主な産地:昭和村、沼田市、片品村など
農園星ノ環 星野 高章(ほしの たかゆき)さん

◇シャキッとした歯触りが特徴的
主な生産地は北部の中山間地。夜明け前の冷涼な時間帯に収穫され、鮮度を保持したまま消費地に運ばれます。水分をたっぷり含んでシャッキとした食感が特徴です。

◇生産者に聞きました
夏のおすすめレシピ:レタスの浅漬け
もりもり食べられる!
材料(2人前):
レタス1/2玉、ショウガ1片、水500ミリリットル、塩大さじ1
作り方:
1 レタスは大きめに手でちぎる。ショウガは千切りにする
2 水に塩を溶かす
3 ジッパー付き保存袋に1、2を入れ、半日〜1日漬ける

ポイント:おいしい野菜の見分け方…葉にツヤとハリがあり、あまり固く巻きすぎていないもの