- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県川越市
- 広報紙名 : 広報川越 令和7年1月号
現在、戸籍に氏名の振り仮名の記載はありませんが、戸籍法の改正により、令和7年5月26日(月)から順次記載されます。これにより、氏名の読み間違いの防止や、各種手続きの円滑化が期待されています。このコラムでは、氏名の振り仮名が日本国民全員の戸籍に記載されるこの機会に、戸籍についてご紹介していきます。来月以降もぜひご確認ください!
■シリ-ズ(1) 戸籍ってなに?~知っておきたい戸籍の基本~
皆さんは自分の戸籍を見たことがありますか?パスポート取得や相続手続きなど、戸籍が必要になる場面はあるものの、普段の生活で戸籍になじみがある方はそれほど多くありません。そこで今回は戸籍に関する基本事項をご紹介します。
戸籍とは、日本国民の出生や親子関係、婚姻、死亡などの身分事項を公的に記録・証明するもので、出生届や婚姻届といった届出をもとに記載内容の更新や、新戸籍の編製が行われます。また、原則として夫婦と子の単位で編製され、三世代は同一戸籍に在籍できません。
(1)本籍とは?
戸籍が登録されている場所のことです。日本国内の地番であれば、住民登録地以外に置くことも可能です。また、本籍と住民登録は制度が異なるため引っ越しで住民登録を異動しても本籍は変わりません。
(2)筆頭者とは?
戸籍の一番はじめに記載されている方です。原則として婚姻の際に氏を改めなかった方が筆頭者になります。また、筆頭者は亡くなって除籍されても変わりません。
(3)全部事項証明書とは?
戸籍に在籍している全員の記載内容を証明するものです。現在は電子化され、コンビニでの交付が可能になるなど、各種手続きでの利便性が向上しています。在籍している方のうち個人の記載内容を抜粋したものは個人事項証明書になります。
◎次回は戸籍のルールについてご紹介します!
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