- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県飯能市
- 広報紙名 : 広報はんのう 2025年4月1日号
■令和7年度予算等の主な事業
▽地域特性を生かし安定した雇用を創出する
〔新規〕商店街エリア内へのインキュベーション施設の整備及び運営支援
新規出店希望者にお試し出店の機会を一定期間提供しようとする民間事業者を支援する(商工業活性化事業 800万円)。
〔継続〕森林整備の推進
木材の搬出を伴う森林整備に対する支援、森林境界の明確化、スマート林業技術や高性能林業機械の導入支援等により、森林・林業基盤の体制整備を図る(水と緑の森林づくり推進事業 7456万円)。
▽交流人口、定住人口の人の流れを加速させる
〔新規〕連携協定推進事業補助金の創設
株式会社ムーミン物語、西武鉄道株式会社、飯能商工会議所、一般社団法人奥むさし飯能観光協会等と連携し、地域の活性化に向けた施策を展開する(地方創生推進事業 3000万円)。
〔継続〕久下六道線の改良整備
安心・安全と経済活動の強化を目指し、中心市街地の新たな賑わいを創出するため、物件調査等を実施する(久下六道線整備事業 2830万円)。
〔継続〕土地区画整理事業による住環境整備
阿須小久保線をはじめとした土地区画整理事業に係る調査設計、道路整備工事、建物移転等を実施する(令和6年度繰越分2億915万円含む)(土地区画整理管理費、土地区画整理事業 11億5559万2千円)。
▽出産、子育てなどの若い世代の希望をかなえる
〔拡充〕放課後児童クラブの増設・整備
放課後児童クラブの増設に向けて整備を行う。また、民間事業者へ施設整備事業補助金を交付する(放課後児童対策事業 1億1327万3千円)。
〔新規〕飯能第一小学校等の建替え及び複合化に向けた実施設計
飯能第一小学校、飯能中央地区行政センター、放課後児童クラブの複合化へ向けた実施設計を実施する(飯能第一小学校等複合施設整備事業等 3億943万2千円)。
〔新規〕体験型英語学習施設を活用した新たな学習機会の創出
体験型英語学習施設を活用し、学校の教室だけでは体験できない新たな英語学習を実施する(中学校教育推進事業 306万4千円)。
▽安心して住み続けられる地域をつくる
〔新規〕山間地域の避難所への自動ラップ式トイレの導入
自動ラップ式トイレを10台購入し、男女各1台を山間地域の避難所に配備する(防災に強いまちづくり推進事業 337万2千円)。
〔新規〕防災行政無線の再整備
衛星系防災行政無線第3世代システムの整備を実施する(防災行政無線等運用事業 1200万円)。
〔拡充〕地域住民の生活に必要なバス路線の維持・確保
新たに飯能駅・宮沢路線の補助を追加し、地域住民の生活に必要なバス路線を維持・確保する(バス路線確保対策事業 6647万5千円)。
■持続可能な行財政運営に向け緊急財政対策に取り組みます
令和7年度の予算編成では、扶助費等の社会保障関係経費や光熱費をはじめとする物価高騰による公共施設の維持管理経費等の経常的経費の増大など、例年を大幅に超える歳出に対し、限られた財源をどう配分するかが大きな課題でした。
このような中、事業の先送りや既存の事務事業の縮減を図るほか、不足する財源は、財政調整基金の繰入れ等により補てんすることで令和7年度予算案を編成いたしました。
これにより、財政調整基金の令和7年度末残高見込みは約4億円となり、ほぼ枯渇する状態となることから、本市の財政は資金面において危機的な事態となることが想定されます。
しかしながら、このことは、本市が財政破綻したということではありません。
こうした事態からいち早く脱却し、将来にわたり持続可能な行財政運営を確立するため、全庁を挙げて歳入確保と歳出抑制に緊急的・集中的に取り組む緊急財政対策を実施することといたしました。
市民の皆様の深いご理解、ご協力が不可欠でありますことから、本市の財政状況を皆様と共有し、本市に今、真に必要なものは何かをしっかりと見極めた市政運営に邁進してまいります。
飯能市長 新井重治
※緊急財政対策の概要
・令和8年度末までに財政調整基金の残高を本市の標準財政規模の約1割に相当する20億円以上確保します。
・歳入に見合った歳出への転換を図ります。緊急財政対策につきましては﹁市長と語る!ふれあいミーティング﹂においても説明させていただく予定です。
日程は本紙24ページをご覧ください。また飯能市ホームページでもお知らせします。
問い合わせ:財政課
【電話】内線321【FAX】974-0044【メール】[email protected]