くらし つながり 重なり 支え合う 地域共生のまち 鴻巣

~地域共生社会の実現に向けて~
近年、地域や家族などの共同体としての「つながり」が弱体化し、生活課題を抱えながらも相談する相手がなく、「生きづらさ」を感じている人が増えています。日本の福祉制度は、子ども・障がい者・高齢者といった対象者別に支援する制度として発展してきましたが、人々が抱える困りごとや生きづらさは多様化し、これまでの仕組みだけでは対応しきれないケースも顕在化しています。
鴻巣市では、制度・分野の枠や「支える側」「支えられる側」という従来の関係を超えて、人と人、人と社会がつながり、一人ひとりが生きがいや役割をもち、助け合いながら暮らしていくことができる地域共生社会の実現を目指し、「相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」を一体とした5つの取組を実施しています。

■地域共生社会を実現するための市の取組
(1)包括的相談支援
相談者の属性・世代・相談内容に関わらず、地域住民の相談を幅広く受け止めます。
・相談窓口での属性や分野を超えた相談支援
・相談内容に関わらない包括的相談受付、断らない相談支援

(2)多機関協働
市役所の関係各課、関係支援機関などと連携し複雑な課題を抱えた相談者を支援します。
・関係支援機関と連携し支援会議等を通じ、支援検討

(3)アウトリーチ
必要な支援が届いてない人にも支援できるよう、信頼関係を築き支援につなげます。
・必要に応じた訪問による相談
・会議や関係機関とのネットワークにより潜在的な相談者を見つける

(4)参加支援
相談者に対し、本人のニーズに合わせ、地域の居場所や就労の場につなぎます。特に既存の社会参加に向けた事業では対応できない狭間の個別ニーズに対応することを目指しています。
・地域の居場所へのつなぎ
・地域資源情報発信

(5)地域づくりに向けた支援
すでに行っている地域づくりの取組を活かしつつ、世代や属性を超えて交流できる場や居場所への支援を進めます。
・気軽に集まれる居場所づくりの支援

■一人ひとりができる取組
○あいさつ
登校、通勤、散歩をするときにちょっとあいさつをしてみよう
○地域行事等に参加
地域の活動や行事に積極的に参加してみよう
○相談窓口の紹介
困っている人がいたら、市役所の窓口などを紹介する

問合せ:福祉課
【電話】(内線2608)

《Liv(リブ)サポねっと》
▽暮らしを支える情報検索サイト
日常生活における様々な困りごとに対する支援情報や、複合的な課題を抱える市民の皆さんに必要な暮らしを支える情報が検索できます。ぜひご利用ください。

■始まります!「福祉かけこみ相談ホットライン」
生活していくうえで、どこに相談すればよいかわからない「困りごと」などがある場合には、お気軽にご相談ください。
関係支援機関と連携しながら、本人や地域の方々と共に問題解決に向けて一緒に考えていきます。

問合せ:福祉課地域共生担当
【電話】048-541-1321(内線2608)