くらし 【特集】男女共同参画社会とアンコンシャス(無意識の)・バイアス(思い込み)(2)

■思い込みや偏見をセルフチェック
そうだと思うものにチェックを付けてみましょう。
□食事の準備やお茶を入れるのは女性の役割だ
□真夏の屋外での作業は男性がするべきだ
□女性は早いうちに結婚するものだ
□男性は結婚してこそ一人前だ
□家事・育児をメインにやるのは女性だ
□共働きでも男性は仕事を優先するべきだ
□女の子はおままごとなどで遊ぶものだ
□男の子は人前で泣いてはいけない
□女性はきめ細かな作業が得意だ
□リーダーは男性が務めるべきだ

いくつチェックが付きましたか。チェックが付くこと自体が悪いわけではありません。大切なことは、このチェックシートをきっかけとして、自身のアンコンシャス・バイアスに気づくことです。

■アンコンシャス・バイアスを減らす3つのポイント
▽ポイント(1)「べき」「普通は…」に注意
「べきだ」「普通は…」といった押しつけ・決めつけの言葉が出たら、立ち止まって考えてみましょう。

▽ポイント(2)相手の「サイン」を見逃さない
話をしているとき、急に相手の表情が曇ったり、声のトーンが変わったりしたときは自身の言動で相手を傷つけたのではないか振り返ってみてください。

▽ポイント(3)常に自分に問いかける
完全に払拭するのは難しいからこそ、常に自分の言動を振り返り、問いかけることが大切です。
(出典:政府広報オンライン「アンコンシャス・バイアスを減らす3つのポイント!」誰もが活躍できる社会に)

■誰一人取り残さない社会へ
SDGsとは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人取り残さないことを誓っています。
鴻巣市では「女ひとと男ひと、ともに咲かせよう自分らしさの花~男女共同参画の視点でまちづくり~」という基本理念のもと、国際的に後れをとる「ジェンダー平等」の達成に向けた施策を展開しています。
アンコンシャス・バイアスを理解することは、ジェンダーギャップを減らし、さまざまな目標達成につながっていきます。

■6月23日~29日は「男女共同参画週間」です
男性と女性が互いに尊重し合い、それぞれの個性と能力が発揮できる「男女共同参画社会」を実現するためには、市民のみなさん一人ひとりの取組が必要です。私たちのまわりの男女のパートナーシップについて、この機会に考えてみませんか。鴻巣市では期間中、以下の取組を行っています。

○男女共同参画コーナーパネル展示
場所:市民活動センター内男女共同参画コーナー
期間:6月17日(火)~30日(月)
内容:統計に見る女性の「仕事」と「生活」のいま

○市役所ロビーパネル展示
場所:市役所本庁舎ロビー
期間:6月16日(月)〜30日(月)
内容:男女共同参画に関するパネル展示

○図書館テーマ展示
場所・期間:
・鴻巣中央図書館 6月27日(金)〜7月23日(水)
・吹上図書館 5月23日(金)〜6月29日(日)
・川里図書館 6月13日(金)〜29日(日)
内容:男女共同参画に関するテーマ展示

■出前講座を利用しませんか「男女共同参画の実現に向けて」
鴻巣市では、年間を通じて、地域の集まりや職場、学校、さまざまな場所(市内に限る)に出向いて講座を行っています。男女共同参画について、分かりやすく説明しますので、ぜひご利用ください。