くらし 〔特集〕狭山茶に携わる人々(2)

■狭山茶を「広める」人に聞いてみました
入間市お茶大使に聞いてみました

▼お茶大使とは
入間市では、毎年市内の小学3~6年生を対象に、お茶の知識やおいしいお茶の淹れ方を競い合う「T-1グランプリin入間」を開催しています。T-1グランプリで優れた知識と技術を表彰された子どもたちは、「入間市お茶大使」として入間市内で開かれるイベントを中心に狭山茶の魅力を伝えています。

▼今回は上位3名の入間市お茶大使に以下の質問に答えていただきました。
(1)お茶大使の志望理由
(2)活動でしてみたいこと、楽しかったこと
(3)狭山茶の好きな楽しみかた

○篠田 采佳 さん
・T-1グランプリ参加回数4回
・お茶大使4年目
(1)3年生からお茶大使の活動をしていて、楽しい活動だったので、また応募しました。今回はデコ缶で遊べて、友達とたくさん話せて楽しかったです。参加してみて、いろんなお茶屋さんに行ったので、狭山茶を飲む機会が増えました。
(2)昨年の農業まつりでは私たちが淹れたお茶を飲むために行列ができていて、たくさんの人に飲んでもらえてうれしかったです。
(3)冷茶が好きです。冷茶は渋みと苦みが少なくて飲みやすいです。夏は熱いお茶より甘み、うま味が強く、冷たくておいしい冷茶をよく飲みます。

○関口 結梨 さん
・T-1グランプリ参加回数2回
・お茶大使2年目
(1)社会の授業でお茶のことを勉強して楽しかったことをきっかけに応募しました。令和5年度は2位だったので、1位になりたくて今年も応募しました。事前勉強のテキストがとても面白く、1番好きな本と言えるほどです。お茶淹れの練習をする中で、おじいちゃんにもふるまうようになり、狭山茶を飲む機会が増えました。
(2)昨年の入間万燈まつりで、たくさんの人に淹れたお茶を受け取ってもらえたのがうれしかったです。
(3)家族と一緒に、お寿司やデザートとあわせて楽しむのが好きです。

○北川 桜生 さん
・T-1グランプリ参加回数3回
・お茶大使は2回目
(1)学校でチラシが配られて興味をもったのがきっかけで、4年生から毎年参加しています。初めて参加したときは上手くいかず、悔しい思いをしました。年々、○×クイズの文の量、勉強量が増えて大変でした。決勝戦でみんなの前でお茶淹れするのはとても緊張しました。練習をたくさんするので狭山茶を飲む機会は増えたと思います。
(2)参加者に教えつつ、一緒にお茶を淹れる体験をしてみたいです。
(3)お湯の量や温度、茶葉の量で変化をつけて、それぞれの好みで楽しみます。自分では薄めに、まろやかに淹れるのが好きです。

■狭山茶を「楽しむ」私たち
6月の第1日曜日は、おいしい狭山茶大好き条例で定められた「狭山茶の日」。
国内の主要な茶産地の中でも北方にある狭山茶産地では、八十八夜の5月1日や2日ではまだ新茶ができていないことが多いですが、6月の「狭山茶の日」には新茶が出揃っています。「狭山茶の日」は狭山茶に親しみ、狭山茶を再認識する日。旬の狭山新茶をお楽しみください。