- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県新座市
- 広報紙名 : 広報にいざ 令和7年8月号(No.1100)
皆さんは、学校給食にどんな思い出がありますか?
小・中学校の9年間で食べる給食の回数は、1,600回にも及びます。
こどもたちの大きな成長を支える新座の学校給食をご紹介します!
■新座の学校給食の特徴
◇自校調理方式
給食センターでまとめて作るのではなく、校内の給食室で調理しています。各校のオリジナルの献立を、できたての状態でこどもたちに届けています。
◇食材へのこだわり
食材は、主に国産のものを使用しています。
また、成長期のこどもたちのために、添加物が含まれている食品や加工品は極力使わずに、手作りのおいしさを伝えています。
例えば、カレールーは、市販のルーを使わずに、小麦粉と油を1時間炒めたものにスパイスを混ぜ合わせて手作りしています。
◇地産地消
こどもたちに新座市産の野菜を食べてほしいという思いで、地産地消に取り組んでいます。
にんじん、キャベツ、小松菜、じゃがいも、大根、長ねぎ、白菜など、取り扱う野菜の種類も豊富です。
◇工夫を凝らした献立
食体験の機会として、日本の郷土料理や外国の代表的な料理なども献立に取り入れています。
〔郷土料理〕
・ゼリーフライ(埼玉県)
・呉汁(埼玉県)
・かしわうどん(北九州地方)
〔外国の料理〕
・チリコンカンドック(アメリカ)
・ムケッカ(ブラジル)※
・ロヒケイット(フィンランド)※
※シチューのようなものなど
■給食ができるまで
8:30 野菜下処理
野菜を一つ一つ手作業で洗います。
10:00 調理(デザート)
ゼリーを型に入れて固めた後、カットします。
時間との勝負。
献立ごとに作成した工程表や動線図を基に動いています!
10:40 調理(メイン)
大きな釜で混ぜ合わせて、おいしく仕上げます。
11:40 検食・運搬
校長先生などが検食した後に、こどもたちに届けます。
12:25 給食
笑顔で、いただきます!!
13:30 洗浄作業
食器や調理器具をきれいに洗浄します。洗浄作業が終わると、翌日の打合せを行います。
■できあがった献立をご紹介
◇ポイント 不足しがちな食物繊維がたっぷり!
ファイバーは繊維という意味で、食物繊維が豊富なごぼうを加えています。みじん切りにして加えることで、苦手なこどもも食べられるように工夫しています。
◇ポイント 多くの食材で栄養満点!
一品の中に、にんじん、しいたけ、たけのこ、ねぎなど様々な野菜を入れているので、たくさんの栄養素をとれます。
◇ポイント 季節を体感!
りんごジュースとぶどうジュースを使って、色鮮やかなあじさいをイメージ!ひし形にカットして、形が崩れないようにしています。
◇ポイント 丈夫な身体をつくる!
牛乳には、こどもの成長に必要なカルシウムなどが多く含まれていて、効率的に栄養素をとれます。
■栄養士さんにインタビュー
Q どんなことに気を付けていますか?
A 衛生面には特に気を付けています。おいしいと思ってもらうためには、まず衛生管理を徹底し、安心して食べてもらうことが大切だと思います。手洗いは2回以上、アルコール消毒はもちろんのこと、異物が混入しないように細心の注意を払っています。
Q 給食づくりのポイントを教えてください!
A 給食を盛り付けるまでに食材が煮崩れしないように、煮るタイミングや、カットする大きさを計算して作っています。
また、味付けにバラつきが出ないように、調理をした全員で味見をして、おいしいものをお届けしています。
Q どんなところにやりがいを感じますか?
A こどもたちの「おいしかった!」という言葉が1番のやりがいにつながります。この言葉を聞くと、おいしい給食をこれからも一つ一つ心を込めて作り続けたいと思います!
問合せ:学務課
【電話】048‒477‒6972