くらし 地域防犯ニュース ひがしいるま

■犯罪発生状況
令和6年中の県内の刑法犯認知件数(確定値)は、5万1,667件であり、前年同期に比べ2,014件増加しており、なかでも地域住民の身近な犯罪である自転車盗が特に増加している状況です。
また、令和6年中の県内の特殊詐欺認知件数は1,588件、被害金額が53億8,912万円と増加傾向にあり、65歳以上の高齢者や女性の被害が多くなっています。

◇令和6年中の刑法犯認知件数(確定値)・特殊詐欺被害発生状況(暫定値)

※各発生場所の数値であり、東入間警察署の認知件数とは数値が異なります。

■犯罪被害に遭わないために
◆詐欺の電話に注意しましょう
東入間警察署管内における特殊詐欺認知件数、被害金額は前年に比べ、増加傾向にあり、特殊詐欺の犯人から電話がかかってきたとの通報は毎日のように寄せられています。
「自分はだまされるはずがない」「うちの親は大丈夫」などといった先入観は捨て、普段から家族や身近な人と気軽に相談できる環境づくりを心がけましょう。

○電話詐欺を防ぐためには
犯人の話術は巧妙で、電話に出ると誰でもだまされる可能性があります。犯人からの電話に出ないために、日ごろから次のような対策をとりましょう。
被害を防ぐための対策:
・防犯機能付き電話を利用する
・在宅中でも留守番電話にセットする
・万が一詐欺の電話に出てしまった場合に備えて、普段から家族間で連絡を取り合う

◆特殊詐欺とは
犯人が電話やはがきなどで親族などをかたり、現金やキャッシュカードをだまし取る「オレオレ詐欺」や、医療費の還付金があると言ってATMでお金を振り込ませる「還付金詐欺」などの犯罪のことです。

○東入間警察署管内での特殊詐欺被害の特徴
市役所(町役場)をかたり、累積保険料の還付金があると言ってATMへ誘引し、振り込ませる還付金詐欺や、警察官をかたり、逮捕を回避するためと言い、ネットバンキングを使ってお金を送金させる詐欺が多く発生しています。

○国際電話番号による特殊詐欺が急増中
「+1」や「+44」などから始まる番号の電話には「出ない、かけ直さない」ようにしましょう。
海外との通話が不要な方は、発信・着信を無償で休止できます(固定電話のみ)。

問合せ:国際電話不取扱受付センター
【電話】0120-210-364

◆空き巣と空き家を狙った侵入盗が増加
令和7年3月末現在、東入間警察署管内では、空き巣などの侵入盗認知件数が48件と、昨年同期と比べ32件増加しています。特に、空き巣と空き家を狙った侵入盗が増加しています。
被害を防ぐポイント:
・窓に補助錠や防犯フィルムを活用するなど、簡単に侵入できないよう対策する
・防犯カメラやセンサーライト、強化ガラスの設置や防犯砂利などを活用する

◆自転車の盗難に注意しましょう
県内では、令和6年中、自転車盗難が1万4,220件発生し、前年に比べ598件増加しています。被害の6割近くが施錠していない状態で盗まれており、自宅や駅付近の駐輪場などで多く盗まれています。
被害を防ぐポイント:
・自宅や短時間の駐輪でも必ず鍵をかける
・車体に付いている鍵に加え、ワイヤーロックなどで二重に施錠する

問合せ:
東入間警察署【電話】049-269-0110
東入間防犯・暴力排除推進協議