くらし 藤間町政スタート ~民間と同じ目線で行政を運営~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県川島町
- 広報紙名 : 広報かわじま 2025年7月号 Vol.783
5月18日に投開票が行われた町長選挙で、藤間隆氏が当選を果たしました。川島町の今後の町政を担う藤間町長に、まちづくりへの姿勢について、お話を伺いました。
■まちづくりの基本姿勢についてお聞かせください。
川島町に関わるすべての人が、夢を実現でき、「ここが好き やっぱり好き」と思える町にすることが、私のまちづくりの基本姿勢です。
現在、物凄いスピードで社会情勢は変化し、気候変動問題をはじめ、物価高騰、少子高齢化などの課題が発生しています。社会の変化に取り残されないよう、スピード感をもって生き残りをかけ対応していかなくてはなりません。
このため、これからは株式会社「川島町」として、民間と同じ目線で物事を考え、経営という観点で行政を運営していかなくてはならないと考えています。
町が直面する各種問題・課題を先送りせず、未来を見据え、町民の皆様とともに、まちづくりを進めていきます。
■「ここが好き やっぱり好き」と思える町を実現するために、藤間町長は3つの戦略を柱に政策を掲げています。どのように取り組みたいとお考えですか。
まず、「未来に続く安全・安心なまちづくり」についてお聞かせください。
住み慣れた町で皆様が穏やかに暮らしていけるよう、高齢者福祉の充実、障がい者福祉の充実はもとより、障がい者雇用も進めたいと考えています。
また、将来にわたり持続可能な町であり続けるために、新たなごみ処理施設の整備を進めていきます。また、鉄道網のない町の課題である地域公共交通の充実、コミュニティ活動や地域防犯活動などを通じて、住みよい暮らしの充実を図ります。
さらに、災害時に安定的な水を供給するための水道管の耐震化など、生活インフラの環境整備を実施していきます。また、身近な生活道路も整備していきます。
■次に、「子どもたちを健やかに育てられるまちづくり」についてお聞かせください。
子育て世代の方々からは、切れ目のない支援が求められています。安心して子どもを預けられる保育園・学童保育の充実、教育環境の整備・充実など、これからの社会に対応できる子どもたちの育成に取り組んでいきます。特に、基礎学力の向上とグローバル社会に対応した英語教育を充実させ、「教育で選ばれるまち」にしていきたいと考えています。
また、出産祝い金の支給や、地場産品を活用した「おいしい給食」の提供と給食費の段階的な無料化など、子育て世帯の経済的な負担軽減を図り、町を挙げて子育て応援体制を実現していきます。
■次に、「地域資源を活かしたまちづくり」についてお聞かせください。
安定した財源確保と雇用の創出を図るために、圏央道川島インターチェンジを有する立地優位性を活かして、産業団地を整備していきます。
農業の分野では、新たな担い手となる新規就農者と農業法人の設立を支援し、基幹産業である農業と、降雨時には調整池となる重要な美田を守ります。また、お米、苺、イチジクなどの特産品をブランド化し、ふるさと納税の拡大と地域の稼ぐ力を支援していきたいと思います。
また、町外の方に川島町を知っていただき、好きになっていただけるよう、町長の私が川島町のセールスの先頭に立ちたいと考えています。
このほか、市街化調整区域でも有効な土地活用が行えるよう、規制を緩和し、魅力あるまちづくりを進めていきます。
■最後に、町民の皆様へメッセージをお願いします。
未来を見据えた大きな成長のためには、種をまき、水をやり、芽を育まなくてはなりません。確実に一歩ずつ進めることもとても大事です。しかし、時には大きな冒険も必要です。柔軟な発想と行動力を活かしながら失敗をおそれず、職員と共に奮闘してまいります。
町民の皆様のご理解とご支援を、心からお願い申し上げます。
▽藤間隆(ふじまたかし)プロフィール
昭和40年(1965年)生まれ 川島町三保谷宿在住
東海大学工学部 建築学科卒
昭和63年(1988年) 川島町役場入庁
・生涯学習課長(1年)
・健康福祉課長(2年)
・政策推進課長(7年)
趣味:日曜大工、家庭菜園、モータースポーツ
問合せ:政策推進課 秘書室
【電話】049-299-1751