子育て [特集(2)]地元食材を活かした はとっこを育む給食(2)

■鳩山町の食育への主な取り組み
こどもたちの心と健やかな成長を支える給食。その給食を作るのに、新鮮な食材を提供する生産者や栄養バランスを考える栄養士、徹底した衛生管理で安全安心でおいしい給食をつくる調理員、給食を各学校に届ける配送運転手など、さまざまな人が関わっています。
町では、給食を通じて成長期のこどもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付け、将来にわたって健康な生活を送ることができるような食育を進めています。

●栄養教諭による食育教室を実施
町では栄養士の先生が町内小学校の各クラスを訪れ、食育教室を行います。児童たちは食事の栄養バランスについて学び、これからの食生活にどう活かしていくか発表します。(写真:今宿小6年生)

▽1日の摂取量目標
学校給食では調味料等の摂取量目標をもとに、一食分の量を考えておいしい給食を作っています。
・しお…6g
塩を多く含むもの:カップラーメン、加工食品(ソーセージやハム)、漬物・干物
・さとう…20g
砂糖を多く含むもの:お菓子、ジュース、スポーツドリンク
・あぶら…60g
油を多く含むもの:揚げ物、炒め物、ナッツ類、ファストフード

●給食における地産地消を推進
7月8日(火)の献立では、鳩山産のごはん・長ネギ、埼玉県産の牛乳と豚肉が使われました。7月16日(水)には鳩山産のじゃがいも・トマト・ピーマンを使用した夏野菜カレーを提供しました。町では、地元産の食材を積極的に利用し、食材の地産地消に取り組んでいます。

●幼稚園児・児童の田植え体験
町では、5月~6月に町立幼稚園、小学校の園児・児童が田植え体験を行っています。なれない田んぼでの作業でしたが、指導員さんの説明を聞き、一生懸命田植えを行いました。農業を体験し、食べる物の大切さを理解します。

■おいしい給食ができるまで
鳩山中学校2年生の生徒が給食センターでお仕事体験!
9:00 納品された野菜や肉・魚などの下処理を行います
10:00 下処理の終わった肉や野菜を大きな釜で調理します
全体をおおきな木べらでよく混ぜます。
試食を行い、味や品質に問題がないか、確認をします。
11:00 各学校学年ごとに給食を分けてコンテナに詰めていきます。
11:25 コンテナをは~とんトラックに載せて、各学校に配送します。
配送が終わったらお昼ご飯!
自分たちが作った給食をいただきます!
13:00 午後は各学校から食器・食缶を回収し、洗浄をします。
14:00 残菜を計測し、生ごみ処理機でたい肥にします。
「自分で作った給食はおいしかったです!」
「食材を混ぜるのが大変でした!」

問合せ:町給食センター
【電話】296-0311