くらし 日々是 地域おこし協力隊 活動報告 VOL.23

◇田中
マクロビオティックの料理教室「クッキングスクールリマ秩父小鹿野校」を開校するために、今、町での料理教室開催だけでなく、池尻大橋の本校で助手や体験レッスンの講師を担当しています。小鹿野町で料理教室と自然食品店、できれば自然食のカフェもはじめ、新しい人の流れを作ろうと考えています。何年も前から下準備をしてきた成果を、ここで実らせたいとワクワクしながら取り組んでいます。

◇野村
小鹿野町地域おこし協力隊として着任してからまもなく3年になり、今月で協力隊の任期を終了します。任期終了後は小鹿野町の会社で働きながら町民ガチャの運営に携わります。また、獣皮紙の会を立ち上げて引き続き獣皮紙作りに取り組んでいく予定です。

◇等々力
《巨香地名考:3-6》
時代は下って、『新編武蔵風土記稿』は江戸幕府の直営事業として、江戸末期の1810年-1830年にかけて編纂された著作です。埼玉県の故事を引くとき、しばしばカンペとして用いられている書物です。知る範囲で、『和名抄』の「巨香」が小鹿野のことであることを指摘した最初の書が、この『新編武蔵風土記稿』です。ただし編纂当時は、『和名抄』のテキスト比較はまったく不十分であり、高山寺本にいたっては存在すら知られていない状態でした。『和名抄』の秩父郡の地名は、最大6郷が数えられており、「巨香」はその筆頭です。その6郷とは、巨香・上科・美吉・丹田・中村・餘戸です。しかし最後の「餘戸」は高山寺本にはみえず、「上科」を「上斷」、「丹田」を「船田」としている本があります。これら秩父郡の地名は万葉仮名による読みをともなっておらず、残念ながら他の地域の記述と比較して詳細さを著しく欠いています。また、これらの地名の書かれた木簡などの同時代文字史料も未発見のままです。

◇宇佐川
1月25日(土)、26日(日)の2日間にわたり、第18回みんなの学校を開校いたしました。前回に引き続いて、明治大学商学部中川ゼミナールにご参加いただき『大学生と考える小鹿野町のふるさと教育』を開催いただきました。また、継続してご参加くださっている作りての皆様の「心身の健康に繋がったり」「地域や歴史を楽しく学ぶ」企画も盛り沢山。参加者の皆様にも楽しんでいただける場になったことを嬉しく感じています。「みんがく」は、今年度、3月22日(土)、23日(日)の開催が「節目」です。地域おこし協力隊活動は5年間にわたりました。皆様、大変お世話になりました。

問合せ:
・産業振興課
【電話】75-5061
・まちづくり観光課
【電話】75-5060
・地域商社推進室
【電話】72-8080
・生涯学習課
【電話】75-0063