くらし 特集 風水害に対する備え、できていますか?(1)

■いざというときに慌てない!日常の備えが非常時の力に
近年、台風や集中豪雨などによる風水害が全国各地で頻発しています。こうした災害に備えるためには、日頃からの準備が欠かせません。今一度ご家庭や職場での防災対策を確認し、必要な見直しを行い、いざというときに慌てず行動できるよう、日常的な備えを心がけましょう。

■いざというときに慌てない!日頃からの備えを
近年、全国各地で台風や集中豪雨による風水害が頻発しています。佐倉市においても、令和元年には台風第15号、19号、そして10月25日の記録的な大雨と、わずか2か月の間に3回の災害が相次いで発生し、市内では河川の氾濫や道路の冠水、住宅への浸水など、広範囲にわたる被害が発生しました。
風水害は、いつ・どこで起きても不思議ではありません。だからこそ、日頃からの備えが重要です。

◆正確な情報を入手する
災害時には、災害や被害状況、避難に関する正確な情報が求められます。災害に備えて、情報の入手方法を確認し、情報収集に努め、家族や地域の皆さんで共有できるようにしましょう。

▽防災行政無線「ぼうさいさくら」
市内の学校や公園などに、防災行政無線スピーカーを設置しています。災害時の避難情報などの防災情報や市からの行政情報を放送します。
※音声は、スピーカーの遠近や向きによって聞こえ方が異なります。詳細は市ホームページ(右記)をご覧ください
※二次元コードは、本紙をご覧ください。

▽佐倉市メール配信サービス
※登録無料
防災行政無線の放送内容などをメールでお知らせするサービスです。右記二次元コードから空メールを送信することで登録できます。
※Eメール[email protected]を直接入力する方法でも登録できます。また、市ホームページで、メール配信内容の履歴がご覧いただけます
※二次元コードは、本紙をご覧ください。

▽Yahoo!防災速報
アプリを活用して、災害発生のおそれがある場合や災害発生時などに、避難情報や避難所開設情報などの防災情報を配信します。
設定方法:
(1)プッシュ通知を「オン(許可)」にする。
(2)「現在地連動通知の設定(位置情報)」を「オン(許可)」にする。
(3)「地域の設定」で「千葉県佐倉市」を設定する。
(4)アプリ画面右上の「設定(歯車マーク)」を押し、「自治体からの緊急情報」を「オン」に設定する。
・「Yahoo!防災速報」紹介ページ
【HP】https://emg.yahoo.co.jp/

▽防災情報全国避難所ガイド
全国の避難所などの情報を収集し、現在地周辺の避難所を検索して道順を案内する災害時用ナビゲーションアプリです。
防災行政無線の放送内容を、スマートフォンを利用して音声と文字で受信・確認することができます。
※市内全ての指定避難所データが登録済みです
設定方法:
(1)アプリ画面右上の「設定」を押す。
(2)「現在地連動通知」が「オン」になっていることを確認し、「地域防災情報」を押す。
(3)右上に表示されている「+」を押す。
(4)エリア設定画面で、「千葉県」→「佐倉市」→「全地区」を選択し、「閉じる」を押す。
(5)「千葉県佐倉市全地区」が設定されます。
・防災情報「全国避難所ガイド」ホームページ【HP】https://www.hinanjyo.jp/

◆警戒レベルと避難のタイミングを知る
避難情報などを5段階の警戒レベルとともに伝えています。警戒レベル4が発令されたら、速やかに避難しましょう。

▽危機管理課 檜垣 主任主事
野外での移動が危険だと判断した場合は、避難所への移動だけでなく、自宅や近隣の頑丈な建物の2階以上へ緊急的に垂直避難をし、救助を待つことも検討してください。
また、外出先で風水害が発生した場合、一刻でも早く自宅に帰ろうと思うかもしれません。しかし、多くの人が一斉に移動を開始すると、冠水した道路や強風による落下物、土砂災害の危険がある場所を通ることで、命に関わる事故につながる恐れがあります。また、道路の混雑により救助・救急車両の通行が妨げられ、円滑な救助・救急活動に影響を及ぼします。むやみに移動せず、職場や集客施設などの安全な場所にとどまり、家族の安否や交通情報などを入手しましょう。

◆災害時の便利なサービス
▽災害時帰宅支援ステーション
千葉県を含む9都県市では、コンビニエンスストア、飲食店、ガソリンスタンドなどと、災害時の徒歩帰宅者支援のための協定を締結しています。対象店舗には右記ステッカーが提示されており、水道水、トイレなどを可能な範囲で提供していただけます。

▽災害用伝言サービス
災害時、被災地への電話が集中すると、回線が混雑してつながりにくくなるため、災害用伝言サービスをご活用ください。
毎月1日と15日のほか、8月30日~9月5日の防災週間などに体験利用ができます。
・災害用伝言ダイヤル(171)
・災害用伝言板
※詳細は総務省のホームページ(右記)をご覧ください
※二次元コードは、本紙をご覧ください。

問合せ:危機管理課
【電話】484-6131