- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県東金市
- 広報紙名 : 広報とうがね 2025年4月1日号 No.1368
■日本を代表するレーサーとして活躍 バイクをもっと身近に感じてほしい
元MotoGPライダー 56designプロデューサー 中野(なかの)真也(しんや)さん
Q:バイクとの出会いや印象に残っていることは何ですか
5歳の時、父に連れられて行ったサーキットでポケバイに乗ったのがバイクとの出会いで、19歳でプロレーサーになりました。プロになった直後は結果が出せず、苦しい時期でしたが、逆境のほうが燃える性格なので、チームで勝つ方法を話し合いながらレースに臨み続けた頃のことは、勝利以上に記憶に残っています。
一番思い出深いのは、モーターサイクルレースの世界最高峰であるMotoGP2004年の日本戦です。世界中を渡り歩くシリーズの中でも、海外とは違う、地元の期待を一身に背負ったレースでの表彰台は、今も忘れられません。
Q:56designと東金のお店について教えてください
ヨーロッパでは、バイクが生活の一部です。日本でもバイクがもっと身近になれば、という思いからブランド「56design」を立ち上げました。
東金の店舗は、湖が見えるテラスがあり、立ち寄ったときに隣のレストランで食事も楽しめる、という、ヨーロッパで見てきたバイクのある生活のイメージに、ロケーションがはまりました。母校・東金高校の近くだったのは嬉しい偶然です(笑)。ショップは土・日曜日開店ですが、イタリアンレストランは平日も営業しているので、ぜひナポリのピッツェリア気分を味わってほしいです。
Q:これからの夢や目標は何ですか
ブランドも含め、いろいろな方がバイクに関わる機会を広げ、バイクのイメージアップをすることで、支えてくださった方々へ恩返しをしたいです。
今は、自分のレーシングチームで子どもたちの育成もしています。自分もプロになる前、SP忠男レーシングというチームでたくさんのことを学びました。いつか、教え子が世界チャンピオンになってくれたら最高ですね。