健康 [特集]骨粗しょう症予防始めませんか!(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県東金市
- 広報紙名 : 広報とうがね 2025年5月1日号 No.1369
■はじめよう+1(プラスワン)生活
骨粗しょう症とは、骨の組織が粗くなり、日常の些細な動作でも骨折しやすくなる病気です。
特に女性はもともと骨が細く、筋力も弱かったり、年齢と共に起こる女性ホルモンの分泌低下などによりカルシウムが骨の外に流出しやすいため、骨粗しょう症になりやすいです。また、喫煙や運動不足、過度のダイエットでも進行しやすくなります。
骨粗しょう症になると、転んだだけでも骨折しやすく、介護が必要になることもあります。自分のため、家族のために、日常生活の中にちょっとした工夫をプラスして、骨粗しょう症を防ぎましょう。
問合せ:健康増進課
【電話】50-1174
◆+1(プラスワン)生活 はじめよう 骨の元気度をチェック
骨粗しょう症は、自覚症状がないまま進行するため、検査せずに気付くことは難しい病気です。転倒や骨折して初めて、分かる人が多いため、「沈黙の疾患」と呼ばれることもあります。
自覚できるのは、背中や腰が痛い、曲がってきた、身長が目立って低くなってきた、など。どれも老化によるものと思いがちな症状なので注意が必要です。
[Check!]
・運動不足である
・܇腰痛や関節痛がある
・܇長いこと病気でふせっていた
・܇たばこをたくさん吸う
・܇野菜より肉を食べすぎる傾向がある
・܇乳製品をあまり食べない
・܇清涼飲料や加工食品をよく摂る
・܇無理なダイエットをしたことがある
・܇女性である
・܇閉経を迎えた
※当てはまる数が多かった人ほど注意が必要です。
日頃から骨の健康を意識しよう
◆+1(プラスワン)生活 運動編 骨量・筋力アップ
骨量アップに欠かせないのが運動による刺激です。手軽にできるウォーキングであれば、自分のペースで無理なくできます。
◇骨量アップ
次のことを意識しながら、ウォーキングを始めてみませんか。
・スピード=普段より心持ち速めのスピードで
・歩幅…いつもより少し大股に。膝に負担がかからないくらいに
・姿勢…顎を引いてまっすぐ前方を見ながら背筋を伸ばして
・時間…まずは10分間続けて歩くことからスタート
◇筋力アップ
家でも手軽に行える動作から始めてみよう
・片足立ち
・座り立ち→スクワット
◆+1(プラスワン)生活 食事編 カルシウムを摂取
骨量減少の大きな原因は、女性ホルモンの減少やカルシウム不足です。カルシウムは、体内で合成することができないため、食事での摂取量が少ないと不足してしまいます。カルシウムの1日の推奨量は18歳~74歳の女性で650mg。さらに、加齢とともにカルシウムの吸収力が低下するため、閉経後の女性や高齢者は積極的に摂取しましょう。
◇毎日継続することを目標に
・カルシウム豊富な牛乳を毎日飲む・献立に加える
・牛乳が苦手な人は、チーズやヨーグルトを摂る、スキムミルクを料理に加える
・野菜・海藻をたんぱく質と一緒に摂る
※カルシウムの吸収を促進するビタミンD・Kも一緒に摂りましょう。
※カルシウムの吸収を妨げるリンを多く含む食品(スナック菓子やインスタント食品)を摂りすぎないようにしましょう。
◆Pick Up 骨粗しょう症検診
女性にとって身近に潜む骨粗しょう症を予防または早期に発見するために検診を活用し、自分の骨の健康度を知っておきましょう。
日時:9月9日(火)・10日(水)
(受付…午前9時~11時、午後1時~2時)
場所:ふれあいセンター
対象:市内在住の令和8年3月31日時点で25・30・35・40・45・50・55・60・65・70歳の女性
内容:問診・骨超音波検査(足のかかとでの検査)
費用:700円
申込方法:ふれあいセンター窓口、電話または市ホームページで申し込み
締切:6月30日(月)
※事前に受診票を送付します。
申込・問合せ:健康増進課
【電話】50-1174
【HPID】10064