くらし 令和7年度から国民健康保険税の税率が変わります

安定した事業運営のためにご理解を

■国民健康保険制度とは…
加入者の皆さんが病気やけがをしたとき、安心して医療を受けられるよう、納めていただいた国民健康保険税や国・県からの交付金を基に、保険給付などを行う相互扶助の制度です。

■10年間税率を据え置き効率的な事業運営
市の国民健康保険税は平成26年度に税率を改定して以降10年間据え置き、加入者の皆さんの負担増を抑えるため、効率的な事業運営に努めてきました。しかしながら、近年、加入者の減少や医療の高度化による一人当たりの医療費の増加(令和5年度は県内4番目)などにより、財政運営は厳しい状況が続いています。不足する歳入は財政調整基金を取り崩すことで補してきましたが、現行の税率のままでは基金の残額がなくなる見込みです。

■令和7年度から保険税率を引き上げ
このため、将来にわたって安心して国民健康保険をご利用していただけるよう、また、将来的な県内の保険料水準の統一を見据え、保険税率などの引き上げを行うこととしました。加入者の皆さんにはご負担をおかけしますが、国民健康保険制度の現状をご理解いただき、ご協力をお願いします。

■一人当たりの医療費は年々増加傾向に
令和4年度以降、一人当たりの医療費が急激に増える一方、国民健康保険の加入者数は減少傾向にあります。医療費が増加することは、国民健康保険税の引き上げにつながります。税負担を減らすため、日頃から健康を心がけ、医療費を節約しましょう。医療費を節約するために、まず医療機関のかかり方や薬との付き合い方を見直してみましょう。

◇上手な医療機関のかかり方
・かかりつけ医をもつ
・同じ病気での重複受診をやめる
・診療時間外での受診を控える
・子どもが病気になったときは、まず電話で相談する

◇上手な薬との付き合い方
・セルフメディケーションを心がける
・かかりつけ薬局をもつ
・ジェネリック医薬品を利用する
・多剤服用に注意する
・飲み残しの薬があったら相談をする

■令和7年度国民健康保険税率の改正

※所得割:(前年の所得金額-基礎控除43万円)×税率

■保険税の軽減判定を拡充します
前年中の所得金額が一定額以下の世帯に対しては、均等割・平等割の7割・5割・2割の軽減
制度があります。
このうち2割・5割軽減について、対象となる所得基準を引き上げます。

■モデル世帯での保険税額の比較
◇70歳代夫婦
2人世帯
所得100万円の場合
★5割軽減に該当します

◇40歳代夫婦
小・中学生の子2人
4人世帯
所得300万円の場合

問い合わせ:税務課
【電話】7093-7832