くらし 特集 君津市消防本部 命と暮らしを守るまちのヒーロー

市民の命と暮らしを守るため、365日昼夜問わず火災や救急に出動し、またその予防に取り組む消防士。市消防本部には、160人の職員が在籍し日々業務にあたっています。出動は大きく分けて、火災・救急・救助の3つがあります。令和6年中は、火災が32件、救急出動が5,272件、救助出動が80件あり、中でも救急出動は1日平均約14件に上ります。
市民の命と暮らしを守るため、消防職員は日々、たゆまぬ努力と鍛錬を行っています。日頃から水利点検やパトロールなどを行う地元消防団の存在も、欠かすことはできません。今月号では、そんな消防職員と消防団の皆さんの活動をご紹介します。
また、3月1日から7日までの期間、春の火災予防運動を行っています。市内では今年に入ってからすでに例年を上回るペースで火災が発生しています。春は空気が乾燥し、風の強い日が多い季節です。火の取り扱いには十分注意しましょう。

■2024年度全国統一防火標語:守りたい 未来があるから 火の用心
春の火災予防運動を実施しています
期間:3月1日(土)から7日(金)
▼命を守る10のポイント
○4つの習慣
・寝たばこは絶対しない、させない
・ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
・こんろを使うときは火のそばを離れない
・コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
○6つの対策
・ストーブやこんろは安全装置の付いた機器を使用する
・住宅用火災警報器は定期的に点検し、10年を目安に交換する
・部屋を整理整頓し、寝具、衣類、カーテンは防炎品を使用する
・消火器などを設置し、使い方を確認する
・お年寄りや体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
・防火防災訓練への参加など、地域ぐるみの防火対策を行う

■消防本部予防課からのお知らせ
住宅用火災警報器は定期的に点検しましょう
・ひもを引く、またはボタンを押して警報音・音声を確認
・乾いたタオルでほこりなどを取り除く
注意事項:住宅用火災警報器の設置促進と設置率調査のため、消防職員が市内の家庭を訪問することがありますが、機器の販売はしていません。調査にご協力ください。

▼消防本部予防課とは?
危険物施設や飲食店などへ出向き、検査や防火指導を行っている部署です。火災が発生した際は原因の調査・特定をし、火災の発生を防ぐ取り組みを行っています。

問合せ:予防課
【電話】53-1904

■日頃の活動をご紹介!
▼消防隊
いち早く火災現場に駆け付け、現場の状況把握、逃げ遅れた人や負傷者の有無、隊員の安全管理を行います。火災現場では最前線で消火活動を行い、被害を最小限に抑えるために活動しています。
○火災現場以外でも活躍しています!
救急隊と同時に出動し、救命活動を行うことも多く、救急事案に関連する出動が増加しています。

▼救急隊
傷病者に必要な処置を行い、その症状により適切な医療機関を選定して搬送する部隊です。点滴などの専門的な救命処置を行うこともあります。
○救急車の適正利用にご協力ください!
令和5年、6年の救急出動件数は5,000件を超え、令和5年は過去最多を記録しました。緊急を要する人のために救急車の適正利用にご協力ください。

▼特別救助隊
火災や交通事故現場などで、人命救助を最優先に活動します。要救助者を安全・確実・迅速に救出するため日頃から厳しい訓練を行っています。
○全国消防救助技術大会に出場!
全国各地区の大会を勝ち抜いた隊員が出場する全国消防救助技術大会に、関東地区代表として出場し、優秀な成績を収めました。

▼君津市消防団
「自分たちのまちは自分たちで守る」を合言葉に、災害活動や地域行事などで日々活躍をしています。活動に応じた報酬の支給や公務災害の補償もされます。
○地域防災の要消防団員を募集中!
現在、地域防災の要となる消防団員が減っています。興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

問合せ:消防総務課
【電話】53-1902