- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県山武市
- 広報紙名 : 広報さんむ 令和7年11月号
■さんむ文化財ギャラリー(51)
◆市内の忠魂碑
市内各所
忠魂碑1は、近代日本成立のきっかけとなった戊辰戦争2(慶応4~明治2年)から太平洋戦争3(昭和16~20年)で郷土から出征し、亡くなった青年たちを慰霊する記念碑です。学校や公民館、神社や寺の境内など人が集まる場所に建立されました。
山武市内では、西南戦争4(明治10年)の戦没者のために明治16年に建立されたものを始めとして、33基の存在が確認されています。
山武市富田の光明寺裏山の専有地に所在している忠霊塔は、旧大富村が昭和18年に建立しました。旧大富村から出征した日露戦争から太平洋戦争の戦没者68名が祀られています。文字の揮毫(きごう)は内閣総理大臣・陸軍大臣などを歴任した東条英機によるものです。
このような忠魂碑は太平洋戦争終結後も市内各地域で建立されました。亡くなった青年たちを偲び、慰めたいという気持ちは、戦中・戦後とも変わらなかったようです。
※歴史民俗資料館で開催中の企画展「太平洋戦争終結80年展II」では、忠魂碑や飛行場跡などの戦争遺跡の写真展示や従軍体験資料をご覧いただけます(令和8年5月10日(日)まで)。
1.市内には忠魂碑の他に忠霊塔・表忠碑もあり、ここでは総称して忠魂碑としました。
2.薩摩藩・長州藩を中核とした新政府軍と旧幕府勢力が戦った日本の内戦。新政府軍が勝利しました。
3.日本と米・英・蘭・中などの連合国軍との戦い。日本は敗北し、310万人の犠牲者を出しました。
4.西郷隆盛をリーダーとする旧薩摩藩の士族が政府の施策に不満を持ち起こした反乱、明治政府が勝利しました。
(山武市歴史民俗資料館)
■文化会館催し物
◆第34回のぎく名画座
作品:ローマの休日(1953年製作/118分/アメリカ/字幕)
概要:
アメリカ映画初出演となるオードリー・ヘプバーンと名優グレゴリー・ペック共演によるロマンティックコメディの永遠の名作。
監督は巨匠ウィリアム・ワイラー。アカデミー賞では主演女優賞、脚本賞、衣装デザイン賞を受賞した。
1953年製作で54年に日本公開。
日時:11月16日(日)
上映:午後7時
場所:成東文化会館のぎくプラザホール
入場料:無料全席自由
主催:成東文化会館のぎくプラザ
企画:シネフィルのぎく
◆第63回山武市菊花展
日時:11月3日(月・祝)~8日(土)午前9時~午後4時
(最終日は午前9時~午後3時30分)
場所:成東文化会館のぎくプラザ前広場
入場料:無料
内容:
毎年恒例の山武市菊花展を今年も開催します。
菊苗プレゼント、菊鉢の販売も実施します。
◆11月の休館日
4日(火)、5日(水)、10日(月)、17日(月)、25日(火)、26日(水)
問合せ:成東文化会館のぎくプラザ・さんぶの森文化ホール
【電話】0475-82-5222
