くらし Q and A 一般質問 市政をきく(1)

第2回定例会の一般質問は、6月5日に9名の議員から市政に関する諸問題についての質問があり、活発な議論が展開されました。ここでは、主な質問及び答弁の一部を掲載します。
なお、一般質問及び議案審議状況等の会議録をご覧になりたい方は、市のホームページ又は夷隅文化会館及び岬公民館の各図書室で閲覧することができます。
(第2回定例会の会議録は9月上旬に公開を予定しています。)
※大原文化センターは改修工事による長期休館のため閲覧できません。

こちらの二次元コードからも会議録検索・閲覧ができます。(2次元コードは本紙をご覧ください)

■観光政策 横山正樹議員
〔答〕観光と地域づくり地域経済の活性化が一体となった観光政策の推進に努めていく。
横山議員:港の朝市を中心ににぎわいを見せているが、その後の二次的市内観光についてどう進めていくか伺いたい。
水産商工観光課長:港の朝市などを中心に多くの観光客が当市を訪れ、飲食店も活況を呈すなど、食の観光がいすみ市への誘客に大きく貢献しています。
現在、市役所内に魅力発信ワーキンググループを立ち上げ、どうしたらいすみ市を訪れた方の滞在時間を延長できるか、いすみ市の魅力をどのように発信していくか検討を行っているところです。
いすみ市の魅力を深く体験し、訪れた人々にいすみ市ファンとなっていただけるよう、観光と地域づくり、地域経済の活性化が一体となった観光政策の推進に努めていきます。

■市民を守る防犯 黒須美智雄議員
〔答〕安全で安心して暮らせる地域づくりの実現に向け、防犯対策の推進に取り組んでいく。
黒須議員:全国的に増加している犯罪に対し、市として市民を守る防犯についてどのように考えているのか伺いたい。
危機管理課長:市では、市民の皆様が安全かつ安心して暮らせるまちづくりの実現を重要な施策の一つと位置づけ、いすみ市安全で安心なまちづくり条例を制定し、防犯対策の推進に取り組んでいます。
主な取組としては、市内全域に6851灯の防犯灯を設置し、犯罪の未然防止と安全な生活環境の整備を図っています。
また、防犯カメラについては、犯罪発生傾向などを踏まえ、いすみ警察署と協議の上設置しており、現在37台を適所に設置し、犯罪の抑止と早期解決に取り組んでいます。
今後も、市民の皆様をはじめ、事業者や関係団体と力を合わせ、安全で安心して暮らせる地域づくりの実現に向け、防犯対策の一層の推進に取り組んでいきます。

■老人性(高齢者)難聴者の補聴器購入 井上ひろみ議員
〔答〕身体障害者手帳に該当しない高齢者の難聴者への補聴器購入助成について早期に実施することを検討していく。
井上議員:補聴器購入に助成する考えはないか伺いたい。
健康高齢者支援課長:高齢者の生活状況についてアンケート調査を実施した中で、外出を控えている方のうち、耳の聞こえにくさ、耳の障害と答え、回答した方が全体の5.9%という結果が出ています。
聞こえにくさから人との交流を避け、社会参加の機会が減り、閉じこもりの原因にもなり得ることや、認知症予防の観点からも、身体障害者手帳に該当しない高齢者における難聴者への補聴器購入助成について、早期に実施することを検討していきます。

■東海小学校内の国有地の借り上げ料 元吉栄一議員
〔答〕減額譲渡の要件には当てはまると考えられるため、早期に取得できるよう事務を進めていく。
元吉議員:国に対する借り上げ料は、無償譲渡または無償貸付けになることが望ましいと思いますが、市はどのように考えているのか伺いたい。
学校教育課長:東海小学校内にある国有地は、農林水産省から有償で借り受けている国有農地です。
当該国有農地については、令和7年3月、千葉県へ国有財産買受申込書を提出し、現在、国から買受価格が提示されるのを待っている状況です。
無償譲渡または無償貸付けについては、国有財産特別措置法における無償の要件には該当しませんが、減額譲渡の要件には当てはまると考えられますので、適正な価格で早期に東海小学校内の国有地を取得できるよう、国・県への事務を進めていきます。

■市内に散見される落書きへの対応策 せんだ雄太議員
〔答〕美観の維持、犯罪の抑制が図られる対策について条例化を含め検討していく。
せんだ議員:市内において公共物等に落書きされている箇所が散見されるが、落書き行為は犯罪行為であり、まちの景観を損ねている。このことから、条例等で規制を強化していく考えはないのか伺いたい。
環境保全課長:落書き行為は、まちの美観を損ねるだけでなく、放置すると犯罪を助長することになるため、落書き行為の抑制、公共の美観の維持、犯罪の抑制が図られる対策について、条例化を含め検討していきたいと考えています。