- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県長柄町
- 広報紙名 : 広報ながら 令和7年3月19日号(NO.510)
◆「支えられ上手に」
昨年、介護福祉分野に尽力されている淑徳大学の結城教授を迎え、「介護講演会」が開催されました。講演内容に来場者の笑い声があり、非常に和やかな雰囲気でしたが、そのなかで気になった一部をご紹介します。
まず、結城教授は『介活6カ条』を提言しており、一番に「性格の良い老人になること」だそうです。なぜでしょうか。理由は、介護を支える現場スタッフが不足していて、介護を受ける対象者は増加しています。このままだと近い将来、需要と供給のバランスが崩壊することが考えられます。そのときに、現場ではどういうことが起きるのか。「性格が悪く、文句ばかりで面倒な人」よりも「性格が良く、スタッフの気持ちが理解できる人」の方が選ばれることになります。介護は、スタッフと利用者の「信頼関係」によって成り立つものだからなのです。講演を聞いたときには「なるほどな」と思いました。
この先、介護を受ける時に備えて「支えられ上手な、他人を思いやれる老人」になれるように、少しだけ努力することも必要ではないでしょうか。
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