- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県長南町
- 広報紙名 : 広報ちょうなん 令和7年7月号
〔木と生きる彫刻を考える〕現代美術家の道
この4月より、地域おこし協力隊として活動を開始しました、伊藤です。現在は大谷家具製作所で指物(さしもの)と呼ばれる伝統技術を学びながら、木工技術の習得に励んでいます。今月はその一環として、継ぎ手・組み手のサンプルを30種類制作しました。数百年にわたり受け継がれてきた木工技法には、単なる構造の工夫だけでなく知恵と意図が込められています。
それぞれの技法構造を理解し、どのような目的や思想が込められているのかを考えながら再現することは、家具づくりのみならず、彫刻作品への応用や発展にもつながると感じています。
広報ちょうなんでの着任のあいさつをきっかけに、チバテレビで私の活動を特集していただきました。番組では、指物技術を学ぶ日々の作業風景に加え、彫刻家としての目標など取材していただき、町長、親方からのインタビューも取材していただきました。放送を通じて、長南町での活動がより多くの方々に届き、多くの応援や関心の声をいただきました。YouTubeでアーカイブされていますので、ぜひ見ていただきたいです!
最後に、今後も技術の習得を軸に据えながら、表現の幅を広げていきたいと考えています!焦らず、確実に自分にしかできない彫刻の道を切り拓いていきます。地域とともに成長しながら、夢に向かって進んでまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします!
●地域おこし協力隊〔伊藤〕インスタグラムQRコード→※本紙掲載の二次元コードをご確認ください