くらし 【令和7年度予算特集】安心と幸せを皆さんのお手元まで(2)

■持続的に発展するまちづくり
◇町会支援プログラムの実施(2,621万円)
・町会などが抱えるお困りごとを解決するプログラムを展開します。

Q:町会を支援する目的は何ですか。
A:町会活動は良好な地域社会の維持・形成に重要な役割を担う地域コミュニティの中核ですが、近年、町会加入率の低下や地域活動の担い手不足、高齢化などが課題になっています。

◇高経年分譲マンションの耐震化促進・老朽化防止(6億657万円)
・耐震化の課題解決につながる知見が得られる分譲マンションの耐震改修をモデル事業に位置づけ、3年間に限り、助成額を最大2億5,099万円(助成率…9/10)に引き上げます。
・マンション管理計画認定制度を取得または認定要件を満たしている高経年分譲マンションに共用部の改修工事費の一部を最大1,000万円助成します(助成率…2/10)。

Q:助成を引き上げるのはなぜですか。
A:区民の9割がマンションなどの共同住宅に暮らしており、築30年以上の分譲マンションが4割を超えています。しかし、耐震改修は進んでいない状況のため、分譲マンションの長寿命化を支援します。

◇ねずみ対策のさらなる強化(2,566万円)
・マンションが廃棄物集積所の修繕やふた付ごみストッカーを設置した費用の一部を最大30万円補助します(補助率…10/10)。
・ふた付容器でごみを出すよう条例化に向けた検討を行います。

Q:ねずみ対策に取り組む目的を教えてください。
A:近年、ねずみ被害に関する相談や情報提供が増えています。ねずみによる公衆衛生の悪化を防止する対策を行い、安全安心なまちづくりにつなげます。

◇区民ニーズに寄り添った公園を整備(1億5,687万円)
・スケートボードパークやボルダリング施設の導入に向けて飯田橋こどもの広場改修工事を実施します。
・神田橋公園改修工事の設計に取り組みます。

Q:区民のニーズに寄り添った公園整備とは何ですか。
A:区立公園に対して区民の約4割が満足していない現状があります。緑が持つ多様な機能を生かしつつ、公園でできることを増やし、より親しみやすい空間を整備します。

■デジタル技術の活用
◇手続きの利便性向上(2億3,080万円)
・区独自ポータルサイトの対象手続きを原則すべての手続きに拡大します。
・窓口でのキャッシュレス決済やオンライン決済の対象を拡大します。

◇地域のスマート化(2,259万円)
・地域のさまざまな課題について、地域とともに考える区民参加型のワークショップを開催します。
・デジタル地域通貨・デジタルポイントの活用可能性を検討します。

Q:これまでもデジタル化を進めていますが、さらに注力するのはなぜですか。
A:さまざまな取り組みによりデジタル化推進への区民満足度は上昇していますが、他の施策と比べると依然として低い状況です。区民の誰もがデジタル化の恩恵を享受できるよう、これまでの取り組みを踏まえて加速化します。

■令和6年度一般会計補正予算第4号
◇物価高騰対策区民の暮らし支援事業(4億9,072万円)
・食料品や生活用品などの購入に利用できるギフトカードを、1人5,000円分配付します。

Q:現金給付ではなく、なぜギフトカードの配付なのですか。また、いつごろ配付されますか。
A:区民生活への影響が大きい物価高には、早期に対策を行う必要があります。できるかぎり早く皆さんのもとに届けるため、現金給付より迅速に行うことができるギフトカードを選択しました。配付は夏頃を予定しています。

◆詳しくは区のHPをご覧ください
令和7年度予算の内容を詳しくまとめた「令和7年度区の仕事のあらまし」は、区のHPでご覧いただけるほか、情報コーナー(区役所2階)で販売します。

かっこ内の金額は、主な取り組みを含む事業全体の予算額です