- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都中野区
- 広報紙名 : なかの区報 2025年2月20日号
Q1.施行予定者から物価高騰等の理由により想定工事費が900億円以上上昇する旨説明があったそうですが、この上昇分は区が負担するのですか?
A1.区は市街地再開発事業の地権者の一人ですが、上昇分は区が直接負担するものではありません。本事業は民間の市街地再開発事業であり、施行予定者が本事業全体で収支改善を検討します。
Q2.新しい施設の住居の割合を増やし、オフィスの割合を減らすと聞きました。どうしてでしょうか?
A2.収支のバランスをとるためだと施行予定者から説明を受けています。
一方で、多目的ホールや展望施設等を新たに整備する他、多くの方々が利用できる商業空間をより充実させ、交流人口を増やし、にぎわいをつくりたい旨の提案を受けています。区は、当初提案内容とも比較しながら、望ましい施設のあり方について検討していきます。
Q3.もう一度、中野サンプラザを使うことはできないのでしょうか?
A3.竣工から50年以上が経過した中野サンプラザの建物を再び使用するには、改修工事に100億円以上の費用が掛かります。現時点では、再利用する予定はありません。
Q4.中野サンプラザが閉館してから、駅前が暗くなり、にぎわいが失われている気がします。
A4.工事期間中であっても、駅周辺のにぎわいの継続は重要な課題と考えています。建物の駐車場部分や広場部分など、施設の一部の暫定活用を検討します。
また、中野四季の都市やナカノサウステラの公開空地などを含め中野駅周辺全体でにぎわいを創出します。
Q5.施行予定者とどのように協議を進めていくのでしょうか?
A5.本エリアのまちづくりは再整備計画に基づき進めていきます。まちづくりの実現には3つのコンセプト(3ページ参照)や下記の基本方針、拠点施設に必要な機能を確保し、事業を進めていくことが必要であると考えています。これらが実現できるかという視点で施行予定者の提案を確認しながら、施行予定者と事業を継続するかどうか方針を示す予定です。
◆拠点施設整備・誘導の基本方針
・中野のシンボルとなる新たな文化・芸術等の発信拠点の形成
・公共公益性の向上につながる空間構成
・持続可能性を高める用途構成や機能
※シビックプライド=地域や自治体に対する住民の誇りや愛着のこと