くらし 市制施行記念日を迎えて
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- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都小平市
- 広報紙名 : 市報こだいら 令和7年10月1日号
小平市長
市制施行63周年を迎えるにあたりご挨拶申し上げます。
4月に選挙があり、第6代小平市長として2期目を担わせていただくこととなりました。引き続よろしくお願いいたします。
今年は、物価高騰、米不足に加え、連日の酷暑となりました。早い梅雨入り・梅雨明けの影響もあり、観測史上最長・最多の猛暑日を記録しました。暑さで靴底がはがれ、例年より修理の数が増えたとのニュースも目にしたほどです。市でも、熱中症の注意を呼びかけ、クーリングシェルターを市内に40か所以上設置するなどの対策をさせていただきました。
また、戦後80年の今年は戦争の悲惨さ、平和の意義について改めて考える年となりました。非核平和都市を宣言している小平市では、今年度、小・中学生広島平和学習事業を例年より人数を拡大して実施し、私も事業に参加した小・中学生と平和公園内を歩きました。うだるような暑さの中、こどもたちは熱心に見学しており、その真剣な眼差しに感銘を受けました。また、平和式典会場内にはこどもから大人まで大変多くのボランティアの方が活動しており、平和に対する熱い思いも感じました。戦争体験者が減っていく中、戦争の記憶を継承し、平和の尊さを語り継ぐこと、平和の価値を共有し、二度と戦争を繰り返さないと共通認識を育んでいくことが大切です。そして、今を生きる私たちの行動につなげてまいりましょう。
さて、市内では小川駅西口の再開発事業が進んでおります。現在、再開発ビルの最上階である27階まで工事が進んでいるとのことです。今後は、内装を整備し、ビルは、令和8年5月に竣工となる予定です。
また、福祉会館、中央公民館などの複合化に伴う中央エリアでの工事も始まり、市民広場が使えなくなっております。整備完了まで、順次、駐車場などの利用制限がかかりますが、皆さまの意見を踏まえながら進めてまいりました新建物完成まで、しばらくの間ご協力をお願いいたします。
今後、小平市は少子高齢化と人口減少が進み、財政状況も厳しさを増すことが懸念されます。市民の皆さまが「住んでよかった」と思える魅力あるまちづくりを進め、将来像「つながり、共に創るまちこだいら」の実現を目指し、尽力してまいります。