- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都国立市
- 広報紙名 : 市報くにたち 令和7年7月5日号(第1392号)
自治会は、住みやすい地域にするために日々活動しており、日ごろの地域のつながりを通じて、いざというときに助け合える関係を築けます。今回は、現在自治会で活動している5人の方にお話を伺いました。
普段、どのような活動をしていますか?
私たちがお答えします!
◆お名前(自治会)/加入のきっかけ
・今井さん(南区自治会)
犬を通して近隣の方と顔見知りになり、声をかけられて。
・加賀山さん(南区自治会)
自治会のソフトボール大会に助っ人として誘われて。
・江﨑さん(富士見台二丁目自治会)
周りにどのような方達が住んでいるのかが知りたかったのと、地元ではないところに家を買ったので定年後の会社関係以外の友人づくりも意識して。
・北島さん(富士見台一丁目自治会)
両親が自治会活動をしている姿を子どものころから見ていて。
・北島さん(下谷保町内会)
地元での開業をきっかけに。
◆防災・防犯
災害時に助け合えるまちづくり
犯罪のない安心安全なまちづくり
◇下谷保(しもやぼ)町内会
年末に「火の用心」のパトロールを実施しています。全国的に少なくなっている「火の用心」ですが、防災について地域のみなさんが再確認できるようにという思いで、現在も続けています。地域の目で見守りを行うことが、地域住民の安心安全につながっています。
防災備品・備蓄品の点検も定期的に行い、地域でも万が一の災害に備えています。また、消防団第四分団と一緒に毎年防災訓練を行っており、初期消火やAED・担架の使い方等の講習をしています。
◇富士見台一丁目自治会
下谷保町内会等と連携した「7小地域見守り会」が、40人くらいで、登校する子どもたちを通学路で見守っています。
◆環境美化
きれいで快適なまちづくり
◇富士見台二丁目自治会
2カ月に一度、資源回収を行い、新聞、雑誌、ダンボールなどを回収しています。市内業者のご厚意でパッカー車3台を無償提供してもらい、そのうちの1台を自治会員が運転しています。町内を巡回し、各家庭の資源を回収しています。この活動が貴重な自治会の収入源の1つになっており、新聞などを2カ月間ため込んで資源回収の日を待ってくれている方も多いので、大変感謝しています。自治会員でなくても、家の前に出してあればもれなく回収させてもらっています。一人暮らしの高齢の方のことは特に気にかけており、声をかけてもらい、玄関まで取りに伺ったりもしています。地域をきれいに保つと同時に、地域の見回りの役目も担っています。
◆交流イベント
ふれあいや文化のあるまちづくり
◇南区自治会
自治会員の発案で、個人宅で開催していたフリーマーケットを、自治会のイベントとして年2回開催しています。参加者、来場者どちらにも大好評で、幅広い年齢層の方々が会話をしながら楽しんでいます。高齢者を中心とした会員が月1回、月末の水曜日に集まり、おにぎりを持参して味噌汁をつくる「味噌汁の会」も実施しています。お互いが顔見知りになることで、いざというときに助けあえるという安心感につながっています。
◇富士見台一丁目自治会
毎年夏に、一橋大学の現役大学生が運営する「くにたち富士見台人間環境キーステーション」のメンバーと一緒に「子どもまつり」を行っています。今年も7月に、花火大会、スイカ割り、お囃子(はやし)の演奏などを行う予定です。子どもたちに夏の楽しい思い出をつくってもらいたいと思っています。
◆情報共有
多様な情報発信でつながるまちづくり
◇富士見台一丁目自治会
若い世代が中心となって、SNSを活用して自治会の魅力を発信しています。イベントなどの自治会活動の魅力を写真で伝えたり、災害時に速やかに情報共有するためのツールとしてSNSを活用しています。SNSがきっかけで自治会に加入してくれた会員の方もいました。日本の祭りに関心のある外国の方が、SNSを見てイベントに参加してくれたこともありました。
もちろん、従来からの回覧板でも情報共有も行っており、どの年代の方にも地域の情報が届けられるよう工夫しています。
「自治会に誘われても、どんな人がいるのか、どんなことをしているのかよく分からない」「仕事や子育てをしていて忙しいので、自治会の役割を負うことが難しい…」そんな方も、まずは、自治会が開催するイベントで「地域を楽しむ」ことから、そして、「少しずつ地域の方と顔をつないでいく」ことから始めてみませんか?少しでも興味を持った方は、気軽に問合せまでお問い合わせください。
問合せ:まちの振興課コミュニティ・市民連携係