くらし [特集]令和7年度 あったか予算できました(1)
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- 自治体名 : 神奈川県平塚市
- 広報紙名 : 広報ひらつか 令和7年4月第1金曜日号
まちの魅力を表現し発信していく、市のスローガン「あったかひらつか」。気候が穏やかで、人と人とのつながりがあたたかく、新たな気付きにあふれる平塚を表現しています。このスローガンを基に、「住みたい」「住み続けたい」「住んでいてよかった」と思ってもらえるような、まちづくりを積極的に進める予算を編成しました。
市総合計画の四つの重点戦略に沿って、注目事業を紹介します。
(新)は新規事業
(拡)は拡充事業
の金額・内容を示しています。
◆重点戦略(1)子どもを育む環境づくり
安心して出産・子育てができる環境を整え、人口減少社会への対応を本格的かつ継続的に進めます。
○(拡)母子保健事業 3912万円
妊婦健診の公費負担額を増額するとともに、双子や三つ子などの多胎児妊娠の場合は助成回数を増やします。
○(新)母子保健事業 159万円
遠方の分娩(ぶんべん)取り扱い施設で出産する必要があるハイリスク妊婦らに、妊婦健診を受診する際の施設までの交通費を助成します。また、出産時に施設へ向かう交通費や、出産予定日の前から施設付近で待機するための宿泊費も助成します。
○(新)母子保健事業 846万円
乳児の1カ月児健康診査費用を助成します。
○(拡)介助員派遣事業 1165万円
医療的ケアが必要な児童・生徒が、学校生活や修学旅行を安心・安全に過ごせるよう、学校看護師の体制を強化します。
(拡)母子・父子福祉推進事業 56万円
ひとり親家庭で支援が必要な方に、個々のケースに応じた自立支援を強化するため、就労支援員を配置して相談体制を整えます。
○(拡)民間保育所施設整備支援事業 7億7693万円
民間保育所などの施設整備や、幼稚園の認定こども園化の施設整備費用を助成します。
○(新)(仮称)土沢認定こども園整備事業 5426万円
土屋幼稚園と吉沢保育園を統合した、(仮称)土沢認定こども園の新築工事に着手します。
○(新)びわ青少年の家魅力アップ事業 3537万円
利用対象者を拡大し、施設の改修や駐車場を整備します。
○(拡)青少年奨学金返還支援事業 1004万円
奨学金を返済している若者世代を支援するため、対象人数を増やします。
○(新)中学校(3校)屋内運動場空調機賃借料 2億5200万円(令和18年度までの債務負担行為限度額)
授業や部活動時の暑さ対策の他、災害発生時の避難所環境を改善します。まずは中学校3校の体育館に、試行的に空調設備を整備します。
◆重点戦略(2)活気あふれる産業づくり
社会経済環境の変化に対応する中小企業を支援する他、県内1位の水稲栽培の生産性向上を支援します。
○(拡)中小企業経営支援事業 200万円
デジタル化にとどまらず、企業競争力向上などのDXに取り組む企業を支援します。
○(新)農業振興対策補助事業 76万円
水田で大量に発生しているスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の食害と生息域拡大を防ぐため、薬剤購入費の一部を助成します。
○(新)担い手総合対策事業 61万円
田んぼと田んぼの間の畦畔(けいはん)を除去して、1カ所辺りの水田を大区画化することで、作業効率や収穫量などの効果を測る実証実験をします。