くらし 市民会館跡地に行ってみよう! 〔オープントライアル実施中〕

市では、3月22日から市民会館跡地とその隣接地において、試験的活用(以下、オープントライアル)を開始しています。このオープントライアルでは、人工芝やベンチなどを施す「くつろぎゾーン」と、仮設駐車場の「駐車場ゾーン」の仮整備を行い、オープントライアルを通じて周辺エリアに与える効果や、近隣住民などに及ぼす影響を検証していきます。

◆これまでの検討経過オープントライアルに至るまで

平成30年度に策定した三の丸地区の整備構想に基づき、令和3年度から市民や事業者、関係団体などと意見交換を行いながら、令和5年3月に「市民会館跡地等活用計画」、令和6年10月には「市民会館跡地等整備基本構想」を策定しました。
これまで、オープントライアルに向けて、市民や事業者との意見交換の場として「OPEN MEET!NG」を3回にわたり開催しており、対象地の模型を使ったワークショップでは、対象地を訪れる人の利用シーンを想像しながら、必要となる設備などについて検討してきました。
今回、これまで行ってきた市民や事業者との検討結果を反映した仮整備を行い、実際の利用を通じて効果検証を行います。
《4月24日木曜日以降のイメージ》
赤囲み:くつろぎゾーン
・受付案内(コンテナなど)
・展示
・滞在促進(ベンチ、植栽など)
青囲み:A区画
・広場(人工芝など)約1000平方メートル
・キッチンカー
・交流促進(手芸物販、子ども向けコンテンツ、楽器演奏など)
黄囲み:B区画
・スターテント交流促進(カフェandバー子ども向けコンテンツ)
※くつろぎゾーン内はA区画とB区画以外の区画も占用利用が可能です。
※仮整備は第1期(4月23日水曜日まで)と第2期(4月24日木曜日から)に分けて行います。

◆3回開催したOPEN MEETING参加者2名にオープントライアルへの想いを聞きました!

Uターンを機に、約20年ぶりに小田原に戻ってきました。市民のシンボルといえる市民会館がどのように活用されるのか興味があり、OPEN MEETINGに参加しました。小田原駅周辺には、子どもを連れて行ける場所が少なく、対象地周辺には海もあり穏やかなエリアなので、市民や観光客が休憩でき、ランチをする場所など、何かのついでに立ち寄るような場所として利用していきたいです。
〈荻野さん〉

幼少期は空き地で遊んでいましたが、今は自治会内にも公園がなく、子どもの遊び場が少なくなっています。子どもたちの遊び場として、また、災害時には一時避難所として利用できるような広場になってほしいです。最近では、宮小路に出店する人も多く、にぎやかになってきたので、宮小路に人が流れ込むきっかけの場所となるよう期待しています。
〈桑原さん〉

◆「まちのリビング」として新たな憩いの場へ

オープントライアルは、3月から6月まで仮整備した広場や駐車場を市民の皆さんに利用していただき、効果検証を行うものです。この結果については、8月ごろに策定予定の整備基本計画や基本設計に反映したいと考えています。また、申請手続が必要となりますが、一部の区域を占用できます。イベントの開催やキッチンカーの出店などを希望する場合は、ぜひ相談してください。なお、オープントライアル終了後も、本整備までは暫定的に利用することが可能です。
今後、市民会館跡地については、「まちのリビング」をコンセプトに、子どもからお年寄りまで、さまざまな人たちが自由で心地よく過ごせる場として令和10年度ごろの供用開始を目指して取り組んでいきます。

◆オープントライアルの実施概要

〈実施期間〉6月30日月曜日まで
〈利用時間および方法〉
利用時間:午前8時~午後6時
利用方法:
(1)一般利用申請せずに自由に利用できます。
(2)占用利用収益を伴う利用、敷地の一部を占用してのイベントなどを開催する場合には、事前申請が必要です。
〈利用料金及び申込方法〉
利用料金:「一般利用」および「占用利用」共に無料で利用できます。占用利用については、効果検証に協力いただくことが利用条件です。
申込方法(占用利用):A区画とB区画が占用利用の対象区画となります。占用利用をする場合は、申請書や利用計画書および誓約書などの提出が必要です。

【WEB ID】P34283
問い合わせ:政策調整課
【電話】0465-33-1379