- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県厚木市
- 広報紙名 : 広報あつぎ 第1444号(2025年4月1日発行)
デジタルトランスフォーメーション(DX)には、デジタル技術を活用して生活をより良く変えていくという意味があります。市では電子での手続き拡充や、AIを使った事務の効率化を進めています。
人口減少や人手不足などの社会問題に対応し公共サービスを継続していくには、DXの推進が欠かせません。市では昨年4月にDX推進課を立ち上げ、サービス向上や事務の効率化のためDXを推進してきました。
◆手続きを便利に、情報を得やすく
公共サービスをより便利にするため、電子でできる行政手続きを拡充しています。昨年度は感震ブレーカー有償配布の受け付けなど23の手続きを電子化し、現在126の手続きが電子でできます(下記参照)。昨年8月には行政の情報を多言語で読めるサービスを導入。広報紙などの市が発信する情報を10言語に翻訳し、音声読み上げにも対応しています。さらに、スマートフォンやパソコンなどの操作を学べる講座や、インターネット安全教室などを実施。誰でも、欲しい情報を受け取れる環境づくりを進めています。
◆DXで事務を効率良く
市は昨年、ICT技術の先進的な知識を持つNTT東日本と連携協定を締結しました。助言や提案をもらいながら、市のDXを進めています。さらに、災害時にSNSや気象データなどからAIが情報を収集・解析しリスクを可視化するシステムを導入しました。3月には住居表示台帳も電子化し、管理、編集、共有できるシステムを運用開始。手作業でしていた台帳の更新が簡略化され、入力データの一元化など事務の効率が向上します。
今年度は、自治会向けのアプリや、スマートフォンを利用した視覚障がいのある方への支援システムなどの導入を予定しています。今後も、AIなどの技術を活用して市民サービスの向上と事務の効率化を進め、さらなる市の魅力向上に取り組んでいきます。
・DX…デジタル技術で製品やサービスなどを変革させ、生活をより良く変えること
・AI…人工知能
・ICT…情報通信技術を活用したコミュニケーションやサービス
■市役所での手続きを電子化
より便利に手続きできるよう、現在126の手続きを電子化しています。
▽電子でできる主な手続き(担当課)
・住民票の写し・戸籍謄・抄本交付申請(市民課)
・防災ラジオ・感震ブレーカー有償配布受け付け(危機管理課)
・高齢者福祉サービス助成券交付申請(福祉総合支援課)
・福祉タクシー利用券の申請(障がい福祉課)
・電子図書館利用登録申請(中央図書館)
・不在者投票の投票用紙などの請求(選挙管理委員会事務局)
その他の電子でできる手続きは市HPに掲載。詳細は各担当課へ。
問合せ:DX推進課
【電話】225-2447