- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県厚木市
- 広報紙名 : 広報あつぎ 第1446号(2025年5月1日発行)
■厚木の春の風物詩
▽「あつぎ飯山桜まつり」を開催
春の訪れを告げる「あつぎ飯山桜まつり」を、飯山白山森林公園で開催しました。61回目を迎えた祭りは「かながわの花の名所100選」にも選ばれている飯山白山森林公園の桜の広場で毎年開催しています。開花が始まったサクラの下で、飯山地区に伝わる伝統芸能「飯山白龍太鼓・白龍の舞」や女性で担ぐ「さくら輿」、飯山花音頭のパレードなどが繰り広げられ、来場者を楽しませました。
市外から家族で訪れた本﨑慎也さん(39)は「桜まつりに来たのは初めて。サクラが思った以上に咲いていたのがうれしかった。白龍の舞やおみこしなどは迫力満点で子どもも喜んでくれたので、来て良かった」と笑顔を見せました。
■夏の水難事故に備えて
▽相模川で救命ボート取り扱い訓練を実施
消防本部は4月、相模川で水難事故を想定した救命ボート取り扱い訓練を実施し、隊員50人が資器材の確認やボートを使った訓練に当たりました。
訓練は、川での事故が増える夏に備えて毎年実施しています。隊員たちは、救命ボートの操縦や要救助者にロープ・浮き輪を渡す救命索発射銃の使い方を確認。昨年7月に導入した水中ドローンの操作訓練にも取り組みました。参加した隊員の瀧島漱太さん(26)は「実際の出動を想定した。川は危険な所が多いので、遊ぶ時には幼い子どもから目を離さないように注意してほしい」と呼び掛けました。
市内では昨年、6件の水難事故が発生。河原での水遊びやバーベキューの際は十分にお気を付けください。
■歯と口の健康づくりに向けて
▽3者で連携協定を締結
市民の健康への意識向上と健康寿命を伸ばすため、市歯科医師会、ロッテと3者で連携協定を結びました。3者は「噛むこと」の大切さや知識の普及啓発をはじめ、市が実施する事業や災害時の物資提供を含めた被災者支援などで協力。ロッテからは健診で活用できるそしゃく力を判定するガムが無償で提供されました。
締結に当たり山口貴裕市長は「市民の皆さんの歯と口の健康を守るための3者協定が締結でき心強い。それぞれの専門的な知識や助言などを頂きながら、健康づくりに取り組んでいきたい」と力を込めました。
今後、ガムを使った口腔機能の低下の早期発見や治療につなげるオーラルフレイル健診などに取り組んでいきます。
■地場産の食材を買い求めて
▽「夕焼け市」オープニングフェアを開催
市内で生産された野菜や食料加工品などを販売する「夕焼け市」が、荻野運動公園で始まりました。初日は約800人が訪れ、生産者と会話をしながら買い物を楽しみました。
夕焼け市は、1999年にスタートし、今年で27回目。旬の地場農産物や豆腐・パンなどの食料加工品が生産者から直接買える場として親しまれています。夏野菜収穫フェア(6月)、納涼フェア(8月)など、季節に合わせたイベントも開催予定です。
夕焼け市出店者組合の大貫浩一組合長は「今年も開催できてうれしい。立派な野菜などが並ぶので買い物を楽しんでほしい」とあいさつ。親子で来た石田仁美さん(43・みはる野)は、「毎年楽しみにしている。にぎやかで温かい雰囲気が好き」と話しました。
(10月まで、毎週水曜日の17時から開催)