- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県海老名市
- 広報紙名 : 広報えびな 令和7年7月15日号
■小六から高一の君たちへ
海老名中央医院 内山喜一郎
君たちはHPVワクチンを知っていますか。HPVとは、ヒューマンパピローマウィルスといって、女子の子宮頸がん(子宮の入り口にできるがん)の原因になるウィルスといわれています。ワクチンは、ウィルスの感染を防いで、がんから命をまもるために必要です。小学六年生から高校一年生までが公費(無料)で接種を受けられます。年齢により六ヶ月間に二回または三回筋肉内注射をします。以前、副反応が問題になりましたが、今は安全性が確認されています。君たちも、予防接種についてご家族と話し合ってください。分からないことがあったら、かかりつけのお医者さんや、市役所の保健師さんに相談してみてください。ご家族のみなさま。大切なお子様のことです。ぜひ一緒にお考えください。外国では、将来パートナーとなる男子にも接種が勧められていますが、日本では、公費助成制度がまだ一部の自治体にしかありません。
このコーナーは、海老名市医師会が健康をテーマにした情報を提供します。次回は10月15日号に掲載予定。