文化 伝統的な技術を受け継ぎながら、より軽やかで、親しみやすいデザインへ 亀田縞2ndライン

亀田の地で生まれ、江戸時代から続く「亀田縞」。伝統的な機織りの技術を受け継ぎながら、より軽やかで親しみやすい2nd(セカンド)ラインが誕生しました。

◆大学生の提案がきっかけで誕生
2年前、6名の大学生が江南区を訪れ、「亀田縞を若者に親しんでもらうためには」をテーマに、これまでになかった明るいカラーの布を使って商品を作る提案をしました。

◆広がる活用の幅
商品は、昨年度から販売を開始しました。
亀田縞の特徴であるしなやかで柔らかな生地感、贈り物や自分自身を労うプレゼントになってほしいという願いを込め、リボンをデザインした新たなロゴマークがついています。
既に20種類以上の柄があり、ハンカチやバッグなど、様々な商品に活用されています。現在、新しい柄の開発も進めています。

◆市内の店舗で購入できます
▽カメダジマストア(亀田中島2-1-5)
亀田縞の紹介パネルも設置しています。

▽アピタパワー新潟亀田店(鵜ノ子4-466 2階)

▽Befcoばかうけ展望室(中央区万代島5-1万代島ビル31階)

◆亀田縞の伝統と特徴を引き継ぐ
[POINT1]丈夫で汚れに強い生地
亀田縞は、腰まで泥に浸かる過酷な米作りを支える農作業着として江戸時代後期に誕生し、その丈夫さと使い込むほどに増す風合いが人々から愛されてきました。

[POINT2]美しい縞柄、伝統の色重ね
1本の中に太い部分と細い部分がある糸を約3,000本使い、様々な色を混ぜることで、素朴であたたかい風合いの縞模様をつくっています。

・経糸(たていと)を機械にセット
・ドラムに巻き取ると、縞模様が見えてきました
・緯糸(よこいと)をセットして織る
※工程は縦縞の場合

▽YouTubeで工場見学ができます
・縦縞…中営機業(有)
・横縞…立川織物

◆News
○県外で亀田縞の魅力をアピール
『大阪・関西万博』
7月13日~17日、「伝統文化とものづくりの技」をテーマに出展しました。2ndラインの商品を見た人からは「色鮮やかで明るい印象」といった感想が聞かれました。

『新潟市サポーターズ・グランドパーティ』
『THE NIIGATA 特産品PR・販売会』
8月28日、東京都で開催されたグランドパーティで、参加した新潟市サポーターの皆さんに亀田縞をアピールしました。翌日はアンテナショップ「THE NIIGATA」でもPRしました。

○市内32ヵ所にタペストリーを設置
サイタメ亀田店(旭3-2-18)
北方文化博物館(沢海2-15-25)
横雲荘(横越中央1-1-2)

◆亀田縞利用促進協議会
機屋、地域コミュニティ協議会、市民団体、江南区役所などが協働し、タペストリーの設置や新たな利活用支援など、亀田縞の認知度向上や利用促進に取り組んでいます。

「亀田の郷の縞だより」発行中!
亀田縞を通じて区の魅力を発信しています。

問い合わせ:産業振興課
(【電話】025-382-4809)