くらし 「ちょっとした困りごとは、地域で解決!」できるために…~互近所ささえ~る隊の活動~

■暮らしたい場所は「自宅」
医療や介護サービスだけでは、住み慣れた地域で暮らし続けることはできません。というのも、病院への入院や施設に入所しない限り、常にお世話をしてもらうことはできないからです。
介護認定を受けていない高齢者の生活実態調査では、介護が必要となったときに暮らしたい場所は、自宅が1番多く、次いで特別養護老人ホーム、グループホーム、高齢者向けのケア付き住宅という順番でした。
また、自宅での生活を続けるうえで、利用したいと思うサービスでは、「在宅医療」が一番多く、「配食サービス」「緊急通報システム」と続きます。中には、「見守りや声かけ」「話し相手」などの回答もありましたが、そのようなサービスは現在、医療や介護サービスにはありません。

■向こう3軒両隣りとの関わりが大切
一人暮らしや高齢者だけの世帯が年々増えており(表1)、子どもなどの親族は市外に暮らしていて、すぐには駆けつけることができない世帯が増えています。このようなことから、住み慣れた自宅で暮らし続けるには、地域の交流や向こう3軒両隣りの関わりが大切です。足腰が弱くなり、日常生活でできないことが増えたときに「ちょっと助けて」と頼める仕組みや隣近所との関係があれば、どれだけ心強いでしょうか?ここでは、各地域でささえあいの仕組みづくりを働きかける「互近所ささえ~る隊」の取り組みを紹介します。

▽表1 高齢者世帯の状況(単位/世帯)

各年度4月1日現在の世帯数

■村上地域 5つの地区、それぞれの取り組み
村上地域では5地区それぞれに合わせた活動を行っています。
山辺里・上海府・瀬波地区では文化祭などでブースを設け、互近所フラワーの塗り絵を展示し、子どもから高齢者に「自分にできる事」を考えてもらったところ、「声掛け」「見守り」など、多くのできる事が出てきました。
岩船・村上地区では座談会を行い、困りごとや課題、自分や町内でできる事について考えました。村上地区では座談会で出た意見から新たな制度が立ち上がりました。

■荒川地域 区長アンケートの実施
「地域の住民が顔見知りになる」ことを目的とした「荒川みんながお友だち作戦」を進めるため、全区長にアンケートを行ったところ、各集落につどいの場が1~3カ所あることが分かりました。アンケート結果をもとにいくつかの集落を訪問すると、地域の茶の間や子ども会が、地域のよりどころになっていると聞くことができました。これからも集落の声に耳を傾けながら、支え合いのお手伝いを支援します。

■神林地域 集落での第1歩発表会
各集落でのささえあい活動を発表する「集落での第1歩発表会」を開催。次世代を担う中学・高校生、20・30代など65人が参加して意見交換を行いました。
「ささえあいと聞くと大変なイメージがあるが、気楽に楽しいことから始めてみる」「従来の行事を新しい発想で始めてみる」などの意見が出ました。今回は若い世代が参加し、未来に向けた前向きな意見交換の場となりました。

■朝日地域 買い物支援の取り組み
令和2年度から始めた買い物支援の取り組みも5年目を迎えました、この活動は社会福祉法人の送迎用車両を借用して、地域住民が添乗員や運転手としてボランティア登録を行い実施しています。今年度は緊急時の連絡体制を整備しました。
この取り組みが、地域の皆さんから協力が得られ継続できるように、さまざまな機会でボランティアの募集を実施していきます。

■山北地域 さんぽくおたすけ便利帳第1弾の作成
今年度は、支援者向けのカタログ作成に取り組みました。地域の高齢者と直接関わる民生委員や介護サービス事業所の職員などに向けて、地域資源を一覧にまとめた冊子を作成し、配布することで、実際の活動に役立ててもらうことを目的としています。地域の皆さんに必要な資源について隊員で意見を出し合い、必要な情報が届けられるように準備を進めています。

問合せ:介護高齢課地域包括支援センター
【電話】75-8937